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黒木瞳主演で映画にもなった作品。映画より小説のほうが怖い。本だと短編集になっていて水に関する話がいくつか入ってる。こわいよー
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「リング」、「らせん」が出た時の衝撃はその後のメディア展開で明白で、自分も深く記憶することとなった作家である。この作品の怖さは怪奇現象ではなく、ある事実に対する登場人物の思考、心理描写により描かれる怪奇幻想であり、思わず先を読みたくなるというより、怖くて頁を捲りたくないという感情にとらわれることが度々あった。篠田節子の解説は自分が感じたことを非常に的確にまとめてあり、これ以上自分で書くことはないです。
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ホラー短編集 「浮遊する水」「孤島」「穴ぐら」「夢の島クルーズ」
「漂流船」「ウォーター・カラー」「海に沈む森」
別に怖くは無かったなぁ。如何せん短編は物足りない。これって映画化されたハズなんだが一体どの作品を使ったんだろーか?どれを取っても映画化するようなシロモノにはどうしても思えないんですけどー。
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ホラー。短編集。「リング」「らせん」等々の作者。
「浮遊する水」はよく聞く都市伝説の。馴染み深いやつ。(マンションの貯水槽に云々)
無夜一番の気に入りは、「漂流船」かな。
うーん。これっと言い切るのは難しい。ちょっとわからない。一番、化け物の存在感があるのがこれだから。
「海に沈む森」はホラーじゃない。プロローグ、エピローグも感動ものっぽい。それを言うと、「孤島」なんかも、ホラーって感じではなかった。
意味不明が「ウオーター・カラー」。劇団の話で、結局これは、演出家から役を降ろされた主人公には実は内緒で役が用意されていて、さらしものになったということか? 鏡から、見てたのか、客は。
演劇中、上の階から水が漏れてきて、主人公はそれを止めにいく。女子トイレの壊れた蛇口から水がたくさん流れ出し、排水溝も詰まっているから指で掻き出す。出てくるのは、昔、ボンテージ系ギャル(死語か・笑)の集うディスコだったため、色とりどりに染色された長髪。それが大量に。いつしか床を埋め尽くすほど(水にたゆたうから)。
水道修理をこなし終えると、主人公はやっとトイレが一つ閉まっていることに気がつく。
中から施錠されているのだ。
そして、誰何しても返事はないのに、中から水を流す音が聞こえてくる……。
後日演劇評論雑誌に、そのことが取り上げられているのは、鬼畜な演出家が最初から意図したのかな。でも、確かに、上手いんだ、劇の構成が。各階でやっている別々の劇を水で繋ぐという、やり方。上から水が滴ってきたら、客だって気になるし。上の階の劇も見たくなる。(無夜の一番の気に入りはこれなのか、もしかして? 自分でもわからない)
東京湾を中心に据えて、水に纏わる物語の短編集であることを心掛けているようだから、ホラーで括るとちょっと妙。
このタイトルで、映画もやったし。なんとなく知っている人はいっぱいいるでしょう。無夜は映画は見てないです。
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ドキドキわくわくさせられる文章はさすが。序盤の話がどう纏まるのかと思っていると、短編集でした。最初に期待させられた分、短編集と知った時に消化不良が・・・・ので、こんな評価ですが、そんなには、きっと悪くないんだと思います
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大都市の欲望を呑みつくす東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪…あらゆる残骸が堆積する埋立地。この不安定な領域に浮かんでは消える不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ…海が邪悪を胎んでいることを。
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▽大都市の欲望を呑みつくす東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪…あらゆる残骸が堆積する埋立地。この不安定な領域に浮かんでは消える不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ…海が邪悪を胎んでいることを。
1996/01/11 弟の友から
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短編集でした。
映画になった話はおそらく一話目だと思います。
ファンタジーでありながら論理的で説得力がある話ばかりです。
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映画化されたホラー映画の小説版ですが、この本には映画の元ネタとなった”浮遊する水”という作品以外にもいくつかの短編作品が収録されています。その中でも私は”孤島”という作品が印象的でした。この話を読むと、人間にとって一番の”幸せ”というものは何なのだろうと考えさせられました。人は自分が死ぬまでに何か遺せるものをつくる、それが幸せというものでしょうか。
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シングルマザーの親子がとあるマンションに越してきた。最初こそは何ごともなく普通の生活をおくっていたのだが、じつはそのマンションには屋上の貯水槽には昔溺死した幼女の死体が・・・・
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ホラー小説の中で2番目に面白い小説。
描写が丁寧で、じわじわと恐怖が湧きあがってきます。
読んでいる間じゅう、ずっと頭の中に黒いもやがかかったような、
そんな不思議な感覚になります。
映画を見る前でも、見た後でも十分に楽しめるホラー小説です。
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ホラー小説にしては珍しく、繰り返し読みたくなります。「海に沈む森」が特にすき。夏の海とか川とか、貯水タンクのナマっぽい『水』の匂いが漂ってくるような短編集。
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貴志祐介『黒い家』を読んだ後に読んだ作品。
『黒い家』のあとだったから、全然怖くなかった。期待はずれ。
表題作の『仄暗い水の底から』はまずまずの緊迫感。
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表題作はなかなか怖い。実際の生活に根差した部分で起きる怪異の表現が大変気持ち悪く、風呂に入る前はちょっと読めないw
全体的な本の雰囲気はあまり好きではないんだけど、「海に沈む森」だけはとても好き。
唯一、救われたような気分になる話だと思う。
このお話が収録されているという点だけで☆4つ。
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映画があったのを知って、原作を読んで、後から映画を見たのですが、映画の方が怖かったです。これは映像を見たほうが楽しめる作品なのかも?