紙の本
バス事故で亡くなった死者がバス停に1時間戻ってくる
2019/02/18 23:38
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が多数いるため、どの名前がどんなキャラかということがわからなくなりやすいといえる。そこで、読者の混乱を避けるために、どの登場人物がどんなキャラかを複数回説明している。キャラ紹介のようなものに限らず、どこか説明的な文章が目立つように感じた。登場人物は最初のページかなにかで、一覧にしておいて、いつでも確認できるようにしておけば良いのではないかと思う。
話の内容としては、バス事故で死去した人物たちが、深夜の0時に田舎のバス停で1時間だけ蘇るというものだ。家族や恋人などに、そのメッセージが何らかの方法で届けられ、そのバス停に集う。ただしそれは話の中心ではなく、ヤクザの抗争と、それに巻き込まれた一般人の立ち振る舞いが分量的に多い。
本作では何が主題なのだろうか。このような不思議な事態で、ヤクザも絡んでいて、そういった中での一般人の強さなのだろうか。ここから何を感じ取れるのかというあたりが、私にはどうもしっくりこない部分があった。
紙の本
なんか事務的
2017/10/16 06:36
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
「亡くなった人と再び会える」という設定が気に入って読んだのですが・・・再開の描写に事務的なものを感じました。そしてこの話は入れないほうがよかったのでは?と思うものちらほら。
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ミステリーやけど、複雑で暖かい人間模様が描かれてる小説です。
死者がよみがえるってすごく不思議なことやけど、この物語を読んでると、起こりえることのように感じられます。
何度読んでも泣ける!
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赤川次郎さんの作品で一番初めに見た小説。友達の紹介で。内容は濃くて、一人ひとりの登場人物がちゃんとしてて面白かった。覚えるのに苦労したけど(笑)でも、ラストは気に食わないなぁ。この人の作品はいっつもだけど。
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小中学生のころ夢中になって何冊読んだか知れない赤川次郎の中でも一押しの作品。
ここでレビューしてる本は大抵そうだけど敢えて言おう「もう一度読みたい」と。
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この世の人とあの世の人が、約束の時間にバスターミナルで会うという不思議であり、奇跡的な出会い。バスターミナルへ来る人々の様々な人生ストーリーや人間ドラマには、素直に感動してしまいます。
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事故で湖に沈んだバスが1夜だけ帰ってくる心温まるファンタジー。
事故による突然の喪失体験に苦しむ残された人たち。
きちんと別れられるということは幸せなことかもしれない。
よくあるテーマだが,適度なユーモアが含めてあり,
重くなり過ぎずに軽く読めて楽しめる。
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久々に読んだミステリー以外の本。
バス事故で死んだ人々が、親しかった人にそれぞれのメッセージを送って、
午前0時にバスターミナルへ会いに来る。
バスターミナルに集まった人々。彼らに会いに来る死者。
境遇も年齢も違う人々の交流を描いたファンタジー。
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新尾道三部作の一つということで読んでみた。が。久々に読んだ赤川次郎の作品とあって少しベタすぎる印象を受けた。死者の蘇りと共にそれぞれが生死に向き合うシーンは結構読み応えがあった‥かな。
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実際に、事故で死んだ人と1時間だけでも会えるとなたったら私ならどうだろう。。
会いたいような、会ってしまうとまた寂しさが倍増するから悲しいような。。
でも、やっぱり会いたいかな。
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赤川先生の中で一番大好きな作品。バスの待ち時間の間に必ず読んでました。
一生に一度は、何が起こってもおかしくない日があっても良いと思う。
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愛する人を事故で失い、現実を受け入れられずにいたそれぞれの家族、恋人たちが、半信半疑で死者の訪れるバスターミナルに向かう。そこで繰り広げられる、死者と生者の出会い。それぞれの生死への決断、勇気。切ないストーリーだったけど、それぞれの決断に愛を感じた。死んだ者と生き残った者、何の接点もなかったはずの人々の出会い。そこに暖かい雰囲気を感じて、余計に切なくなった。またいつか、読み返してみたい。お勧めの一冊です!
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表紙が綺麗だったのでつい購入。
赤川次郎さんの作品は初めてでしたがさらっと読めて個人的に好み。
自分の生について考えられること、大切な人の死と向き合えることって勇気がいるけどとても尊いことだなと思いました。
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大切な人が、交通事故で死んでしまった。悲しみにくれる、残された者たちの元に届けられる、故人からのメッセージ。今夜0時、バスターミナルで待つ。はたして、本当に彼らはやってくるのか?
一気に読んでしまいました。赤川次郎さんの本は、初めて読みましたが、読みやすかった!死者が訪れる、と書くと、ホラーなのか?と思われるでしょうが、全く心配ありません。幽霊って字も見たくない!って人でもなければ大丈夫かと。いろんな愛の形を見せられた気がします。きれいにまとめるだけではなく、人間ならもちろん持つであろう自己中心的な希望も、あえて書かれていて、嘘臭くなかったと言うか。あたしがもし、残された者の立場なら。連れて行ってと泣き叫ぶだろうか?もし、旅立った方の立場なら、一緒にきて欲しいと懇願するだろうか。愛する人、もしくは、愛する人の愛する人(即ちライバル!)にとっての、最善を考え、行動に移せる彼等が素晴らしく、こうでありたいと思いました。自分自身よりも、相手を愛せているのか、胸に手を当てて考えなくては、と思わせられる作品。
読み終わったあと、清々しく、爽やかな気分になれました。
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ほんとうにこんなことがあればいいのに。。。たった1時間でいい。だけどこんなこと現実にあるはず無い。私の所にはバスなんて来ない。そう思うとなんか悲しくなった。。。ただ、読んでいる間だけは少し癒された。