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吸血鬼ドラキュラとは違うお話だと思って読まれることをお勧めします。でも私的にはかなり好きかも。シャムスLOVE♪
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「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとなったワラキア公ヴラド。強大なトルコに孤軍で戦いを挑み、多くの裏切りにあいながら串刺し公として畏怖された彼の生涯を描く。
後半部にいきなりファンタジックホラーの雰囲気が出てきますが、それでもぐいぐい読まされてしまいます。余談ですが、忠実な彼の追従との関係が、なんだかどきどきしてしまいます。
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ドラキュラのモデルとなったとされる残忍な串刺し公ヴラド。
角度を変えて観ると、善悪の認識もまた変わってくる。
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何十万もの人間を生きたまま串刺しにしたとされるワラキア公ヴラド。その残忍さゆえに小説「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとなった男の真実の貌とは。強大なオスマン・トルコ帝国を相手に孤独な戦いを挑み、過酷な時代を疾風の如く駆け抜けたもうひとりの、“織田信長”の実像を人気の女性作家が描く異色長編。
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篠田真由美にはまってから、ずっと読みたくて、やっと見つけたの!!うれしい。ま、その勢いで文庫「玄い女神」まで、買ってしまったけど…。
「吸血鬼ドラキュラ」を書いたストーカーの元に、謎の人物が現れてワラキア公ヴラドの真実の姿を語る、っていう構成はすごくいい。最後にちょっとしたドンデン返し(?)があるけど、あの構成だから可能だし生きてる。上手いです。
篠田さんのテンションは、いつも高いねぇ。建築探偵も書いて欲しいけど、こういう史実ものや、「琥珀の城の殺人」みたいなのも書いてほしいです。
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実在したドラキュラのモデルヴラド3世の史実をもとに書かれた物語です
ヴラド3世好きの私はかなりの関連本を読んでいますが
この本は篠田さんのヴラドへの愛を勝手に感じました
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ドラマティックな関係性。
ただ己を信じて、前へひたすら前へ進み続ける男・ヴラド。彼を信じついていくシャムス。他人は理解できないが、どうしても必要な人物だと本人にはわかっている。。
リアリティや歴史考証だとかは気にせず、物語としてこの二人の関係は面白いと思った。
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ヴラドと従者関係にホモの匂いがプンプンする。
なぜ女性作家の多くは戦国乱世の時代をその手の色に染めるのだろうか?
藤水名子「赤壁の宴」よりはマシだが。
気落ち悪い小説ではある。
がっかり。。。
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ブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキュラのモデルとしても名高い串刺し公ヴラド・ツェペシュの一生を書いた小説。
祖国では強大なオスマントルコを相手に戦いを挑み、勝利した英雄として有名らしいが、小説を読む限り、本格的なトルコとの戦闘をまえに同盟国ハンガリーの裏切りにあい、囚われの身になっているので、どこまで軍事的に天才だったのかはわからない。
ただサディズム的な専制君主というイメージは払拭され、なるほど、確かにこの男なら、かの強大なオスマントルコに勝利できたかもしれない、と思うこともしばしば。
篠田真由美は比叡山焼き討ちの織田信長と比しているが、うなずけるところも多々あり、興味深かった。
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吸血鬼ドラキュラのモデルといわれている、ワラキア公ヴラドの物語。
前半は歴史小説後半はホラー的要素が盛り込まれた構成。
幼いころから人質として弟とともにトルコに軟禁されていたヴラド。父と兄を裏切りによって殺され、弟はスルタンの男妾となり…数々の裏切りにあった彼が、国とその地位を取り戻すために残虐な暴君(串刺し公)になったのは、戦乱の世にあってやむを得ぬ事だったと思う。
フィクション的要素として彼に命を救われ、唯一信頼を寄せたシャムスの存在だけが救いに思えた。ヴラドはシャムスの存在の中に、本当は愛したかった弟の姿を見ていたのではなかったか。瀕死のシャムスが、ヴラドの首を取り返しに行こうとする姿に思わず涙がこぼれた。
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ブラム・ストーカーの元を訪ねてきた謎の男が、夜を徹して吸血鬼ドラキュラの題材となったワラキア公ヴラドについて語る。
戦記ものとしての面白さはあるが、物語の語り手が架空の人物であるシャムスという時点でファンタジーの要素が入っている。その上、ハンガリー王の妹である魔女が怪しげな能力を使い始めるので手に負えない。
史実が題材だが、ファンタジーが強すぎる。