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(収録作品)見果てぬ夢(赤川次郎)/四○九号室の患者(綾辻行人)/破壊する男(飯田譲治)/百鬼夜行第三夜目目連(京極夏彦)/夢の島クルーズ(鈴木光司)/ゆきどまり(高橋克彦)/怪物たちの夜(筒井康隆)/言わずにおいて(宮部みゆき)/八千六百五十三円の女(夢枕獏)
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幻想が関係する不思議物語の短編集です。
見果てぬ夢 赤川次郎
四○九号室の患者 綾辻行人
破壊する男 飯田譲治+梓河人
百鬼夜行第三夜 目目連 京極夏彦
夢の島クルーズ 鈴木光司
ゆきどまり 高橋克彦
怪物たちの夜 筒井康隆
言わずにおいて 宮部みゆき
八千六百五十三円の女 夢枕獏
感想としては、
赤川次郎 :らしい作品。
綾辻行人 :重みのある内容。
飯田譲治+梓河人 :そうなんだ
京極夏彦 :深みがある。
鈴木光司 :現代的
高橋克彦 :駄洒落(雪泊まり と 行き止まり)
筒井康隆 :短すぎ
宮部みゆき :情緒ある
夢枕獏:ちょと恐い
はじめて読んだ作家が半分ですが、楽しめました。
今後の読書の手がかりになりました。
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見果てぬ夢:他の短編集で読んだので割愛
四○九号室の患者:叙述トリック的な。自分がだれか分からないという恐怖
破壊する男:怖かった。日常が侵食され、窮地を脱するも恐怖が続くことを暗示
百鬼夜行第三夜 目目連:目の感触が気持ち悪い。最後のやってしまった感。
夢の島クルーズ:怖いというか「ざまぁw」
ゆきどまり:よくわからんかった。自分も幽霊でしたってオチ?
怪物たちの夜:わずか4P。面白いが怖くはない
言わずにおいて:悲しい話。お茶くみ要員というのが時代を感じさせる
八千六百五十三円の女:エロい
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1997(平成9)年発行、角川書店のノベルズ本。9編。赤川、京極、宮部の3作は既読。この既読の作品の方が私には面白かった。『破壊する男』は悪魔信仰の話で少し軽薄か。『四〇九号室の患者』恐ろしいのだが、なんかミステリみたい。『ゆきどまり』未読組では一番面白かった。ただ、語り手も死んでいたというのはちょっともっとない気がする。
掲載作:『見果てぬ夢』赤川 次郎、『四〇九号室の患者』綾辻 行人、『破壊する男』飯田 譲治・梓 河人、『百鬼夜行第三夜目目連』京極 夏彦、『夢の島クルーズ』鈴木 光司『ゆきどまり』高橋 克彦、『怪物たちの夜』筒井 康隆、『言わずにおいて』宮部 みゆき、『八千六百五十三円の女』夢枕 獏、
赤川の作は『悪夢』(アンソロジー)で、京極の作は『百鬼夜行-陰』(短編集)で、宮部の作は『返事はいらない』(短編集)で既読。