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個人的に私は装丁が気に入っているので。けどまあ中身はいつもどおりというか。ある意味裏切らないというか。中途半端というか。いまいち盛り上がりに欠けるかと・・・。学陽書房の方だったら☆3つにすると思う。すごくおもしろい!とかはならないけれど疲れないのがこの人だと思います。
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小早川隆景大好き!
三本の矢に折られた1本は俺だ…俺は父に疎まれている。とショックを受ける隆景。親の心子知らずってやつでしょうかね、と始まる小説。
全体的に隆景の賢くて人当たりがいい感じが出ています。はじめから小早川隆景として出てるので、養子に入った頃のことは殆ど明記なし。
すごく気になったのは、吉川元春兄さんが源氏物語を愛しているところ。なんで源氏物語…?
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(内容)
吉川元春と共に、毛利家を支えた両川の一人、智謀の将・小早川隆景。
「北の王国」など戦国作品も多く描いている作者が、彼の生涯に挑む。
(感想)
1997年に発売された作品。
毛利元就の三男で、兄・吉川元春が武勇の人として知られる一方、知略の人として知られているのが本作の主人公・小早川隆景。
隆景が、小早川家に養子に出され、瀬戸内海方面を平定したことや厳島の合戦に関しても触れられているが、小説のメインは、足利義昭が毛利家を頼ってくるあたりから、秀吉に従属した後、そのことに不服をもって(秀吉の)九州攻めに参陣しようとしない兄・吉川元春を説得するあたりまで。
隆景個人、というよりも、毛利家が、西国に勢力を伸ばそうとする信長や秀吉に対し、どのように対応したか、隆景が、時代の趨勢をどう読み、どう先手を打ったかが書かれている。
ただ、賢将という点を強調し過ぎるあまり、実際には、厳島の合戦時に、敵陣に舟を近づけ「九州から助勢にかけつけた味方でござる」といって堂々と上陸した、などの豪胆な面が見落とされすぎている印象。
登場するエピソードも、幼少時代の雪合戦(元春と隆景が雪合戦をしたところ、最初は果敢に攻め込んだ元春が勝ち、2度目は伏兵を用いた隆景が勝った)、黒田官兵衛と自分の比較(隆景は、「官兵衛は、頭が良すぎるから、思慮せず即断することが多い。だから後悔することが多いのではないか?私は才知鈍いゆえ、思案を重ねるようにしている。決断は速くないが、後悔することはない」と評した)、安国寺恵瓊は人物が乏しいから後々信用してはいけない、と輝元に諫言したことなどオーソドックスなものだけなので、知らない人への入門編といった作品。
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前回 黒田官兵衛を読んだら
小早川隆景が 数少ない官兵衛の
信頼した人物として描かれていて、
読んでみました。
違う作者の描いた 違う人物の話でしたが、
やはり 官兵衛とは通じ合っていたみたいで、
しかも、かなり毛利家にとって重要な人物だったみたいです。
しかも、もし 関ヶ原前に 隆景が亡くならなければ、
歴史が変わってたかもという
作者のあとがきには かなり興味をもちました。
あとに続く 小早川秀秋の関ヶ原の裏切りもなかったかも。。。だし。
やっぱり歴史って 面白い!
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内容はあっさりしていて読みやすく、小早川隆景という人を軽く知りたい人にはちょうどいいかもしれません。
毛利本家を守るために小早川家を犠牲にした、というのは養子に対して期待も何もしていなかったのは賛否両論あるかもしれませんが私は好きです。