紙の本
外にも内にも敵が
2023/02/01 13:37
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
連邦捜査局に挑戦状を叩きつける、姿なき連続殺人犯の手口が大胆不敵です。大手メディアへの情報流出など、FBI内部が抱えている暗部にもリアルに踏み込んでいました。
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M・コナリーの≪ボッシュ・シリーズ≫に関係してくる殺人鬼「ザ・ポエット」を巡る事件を描いた作品。どんでん返しに次ぐどんでん返しで畳みかけてくる終盤はすごい。
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新聞記者の経験もある著者ならではの、記者を主人公とした、少年少女の猟奇殺人、およびその捜査をしていた刑事を殺す犯人を追いかける捜査物。
ストレートにはいかないと思っていたが、そこまでどんでん返すとは思わなかった。
性犯罪者の心の動きが自分としては考えたこともない世界であり、また勉強になった。
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(上巻より)
この長さを飽きさせず、もたれさせず、引っ張る力はさすが。
犯人の影の薄さが気になるが、次の作品への布石なんだと思う。
かろうじて、まだ読んでいない続編を
早く読みたいものだ。
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現代ハードボイルドの旗手とされるマイクル・コナリーだが、本作や「わが心臓の痛み」を読んで感じるのは、純粋に「ミステリ(推理)」が好きな作家なのではないか、ということだった。二重、三重に捻りを加えた構成は極めて複雑で、〝どんでん返し職人〟ジェフリー・ディーヴァー並みの仕掛けを施している。ただ、真相に迫る謎解きが、更なるミスディレクションを含みつつ後半から終幕へ向けて一気に展開される為、ややツイストが効き過ぎて真犯人の動機が御座なり(敢えて伏せている)になってしまっている。
主人公の新聞記者が、スクープに飢えつつも、「シニカル」な境地に陥り限界を感じており、作家への転身を夢見ているという設定に、著者自らの経験が垣間見えて興味深い。メイン・プロットは、場所を変えて頻発する子供を対象とした異常性愛者による殺しと、それを追う殺人課刑事が自殺を偽装されて次々と殺害されていくというもの。拳銃を咥えた刑事らがエドガー・アラン・ポーの詩を書き残したことから「詩人」と名付けられた殺人者が自滅し、一旦解決したかに見えながらも新たな疑惑を残し、特定されないままに終盤へと向かうプロットも見事だ。
FBIの捜査の軸となるのはプロファイリングであり、物的証拠と犯罪心理学が合わさり真犯人へと迫っていく過程が本書の最大の見せ場といえる。ハードボイルドではないが、上質のサスペンスが味わえる一級品。
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何も知らずに続編の方を先に読んでしまい、ネタバレしまくり状態だったのだが、それでも二転三転するストーリー展開に翻弄されまくった。様々な形で死に取り憑かれた登場人物達が、それぞれのやり方で自らの運命に立ち向かってゆく様に圧倒される。
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図書館の本 読了
最初は読みにくかったのに、だんだん拍車がかかって下巻は一気に読んじゃった。
エドガー・アラン・ポーの言葉がモティーフってザ・フォロイングのベース?とも思えるストーリー構成。
面白かった。
ジャックがライリーのそばに戻ることはないんだろうな。
The poet by Micheal Connelly
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現代モノサスペンスであるあるの流れで事件は終章。だが、普通の作家じゃないマイクルの手腕を改めて観た思い。記者としてのキャリアがマカヴォイに投影されている事は無論、VSウォレンでのやり取りは経験がものを言うのだろう。
井定まりの女性関係はボッシュシリーズと「類似」だがその先が仰天、凝っている。しかし、登場人物が多い、最後までこれ誰?という人物も幾人か。。
人物紹介でトースンを「トーソン」と記してあり別人物かと思ったよ。
心理作戦、練り上げたプロットは最後の最期まで真実が見えてこず、ポエットの正体も★マカヴォイ自身のシニニズム、妄想から引き起こされる誇大解釈の一人歩きは次なる事件でも引き摺るのか。
明るいのはショーンのまだ見無赤ん坊・・同時に彼の中で蠢く「幽霊」の存在・・面白かった☆彡
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紙の本で。
もうちょっと犯人の裏面をよみたかったが、一気読み。しかし、この犯人、知っていたはずだが、最後まできて、ああそうだったなという自身の記憶力に…