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日本でもっとも有名なソムリエ・田崎氏のおいしいワインとお酒のエッセイ。
よりよいサービスとお酒の付き合い方がおもしろい。
赤玉ポートワインが、実は超・年代物になるとすばらしいワインになったり、白ワインや赤ワインへの偏見をなくしてくれる易しい語り口の一冊。
お酒に興味がない人もあるひとも、熟読するべし。
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読書録「ソムリエのひらめき」3
著者 田崎真也
出版 河出書房新社
p26より引用
“ 本当にいいものは、安くなったから気軽
に飲みましょうというのではなく、気持ち的
に、自分を幸せにしてくれるお酒として、高
貴な部分、ノーブルな部分を常に残しておい
てほしいんです。でないと、世の中にノーブ
ルな飲み物がなくなってしまいます。”
目次から抜粋引用
“シャンパーニュ
ドイツワイン
マドリッド、バルセロナ
ギリシア
アルゼンチン、チリ”
世界コンクールでの優勝経験を持つソムリ
エである著者による、ワインや食に関する思
いを記した一冊。
シャンパンの歴史からソムリエの持ち物に
ついてまで、穏やかで柔らかい文層で綴られ
ています。
上記の引用は、シャンパーニュ(シャンパ
ン)について書かれた章での一節。
特別な時には、特別な値打ちのあるものを
使って過ごすことで、思い出に残るような幸
せな気分が味わえるのかもしれませんね。
どんなに大量に作る事ができるようになって
も、あえて一定量しか作らない物というのが
あっても良いのかもしれません。
アルコール飲料を楽しむには、ある程度才
能が必要だと思わせられます。
著者はビール一ケースを酔わずに飲めたそう
ですから、日本人としては極めてアルコール
に強い体質なのではないでしょうか。
ドイツの人は、1日平均5Lのビールを飲むと、
本文中にあります。才能以外の何物でもない
でしょう。同じ位飲めるようになるために訓
練したら、途中で身体を壊してしまうこと必
至です。
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世界ソムリエコンクールを優勝された田崎真也の著書
美味しいものを美味しく食べるためには値段ではなく、その価値に見合った雰囲気、サービスが大事であると書かれている。
ワインを通してどうサービスすれば良いか考えさせられる作品だった。