- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |
紙の本
テニスは言葉であり、貨幣なのだ!
2002/04/17 21:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ステーキハウスの店長、青木は、妻子を忘れるほどのテニス狂。
いつもキラキラしていろ。
他人をわかろうとしたりするな。
何かしてあげようとしたりするな。
他人からわかって貰おうとしたりするな。
何かしてもらおうとしたりするな。
自分がキラキラと輝いている時が何よりも大切なのだ。
それさえわかっていれば美しい女とおいしいビールは向こうからやって来る。
これが青木のポリシーだ。
青木の場合、テニスや恋人に夢中になっていると、不思議と、仕事も家庭もうまくいく。人生に必要なのは、何かに夢中になっていることだ、と教えてくれる。
じっさいに社会人になってよく感じることだけど、自分のことをわかってもらう、というのはとても難しい。
だからといっていちいち説明してまわるわけにもいかない。
誤解するやつもいる。
妬んだりするやつもいる。
ろくにしゃべったこともないのに、反感をもたれてしまったりすることもある。
人間関係は、必要以上に上手くやろうとするとドツボにはまってしまうのだ。
だから、青木がいうように、何かに夢中になっている自分、をまわりに見せることくらいしかできないんじゃないんだろうか。
キラキラしていれば、まわりも何かすごそうだな、楽しそうなことやってんな、と思って、好感をもってくれる。
著者も若くして時代の寵児となってから、執筆だけでなく、映画づくりやインターネット、メールマガジンの発行など、さまざまなことにチャレンジし続けてきた。
そういう姿勢をかっこいいと思う人がいる一方で、心よく思わない人たちにも、さんざん出会ってきたんだろう。
だからこそ、青木を通して語られる言葉に説得力があるのだ。
損か、得か、「そんなことやって何になるんだ」なんて、考えるよりも、必要なのは、興奮と狂喜なのだ。
紙の本
テニスボーイの憂鬱
2002/04/14 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケンゾー - この投稿者のレビュー一覧を見る
放蕩無頼なテニスボーイの憂鬱を描ききった作品。まだ、バブル期にあった、日本の様子を見事に描ききっている傑作。テニスボーイは金持ちであるが、どこか憂鬱な気がしてしまう。どうしても、テニスボーイはこの気持ちをどうにも出来ない。これが、あのバブル期の日本人をよく表していたのだろう。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |