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普通の短編集かと思い、1編ずつゆっくり読んでいったら最後で、コレは誰だっけ!?となってしまいました。
8話目が読みづらいのに長いのが残念です。
内容もちょっと…。
8話、9話目以外は結構楽しめたんですが…。残念。
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バラバラ殺人事件ばかりを集めた短編集。
と言うとおどろおどろしい感じですが…
これはギャグですか…?
表紙の感じから言って
「真剣に怖い系」を期待していたので(笑)
軽く裏切られた感はありますが
決しておもしろく無くはないので
楽しく読ませていただきました。
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バラバラ殺人事件の短編集と思って読んでたら、最終的に繋がってたなんて、、、。
8話目は少し長めの戯曲風で「読みにくいなぁ((+_+))」って感じたけど、まさか9話目で8話目がカギになって解決すんるなんてね(ー_ー)!!
普通の短編集と思って読み進めてたから今までの登場人物とか思い出すのにチョット苦労したよ(笑)
☆第一因 解体迅速
☆第二因 解体信条
☆第三因 解体昇降
☆第四因 解体譲渡
☆第五因 解体守護
☆第六因 解体出途
☆第七因 解体肖像
☆第八因 解体照応 推理劇 『スライド殺人事件』
☆第九因 解体順路
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六つの箱に分けられた男。七つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。トリックのかぎりを尽くした九つのバラバラ殺人事件にニューヒーロー・匠千暁が挑む傑作短編集。新本格推理に大きな衝撃を与えた西沢ミステリー、待望の文庫化第一弾。
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バラバラ殺人を集めた短編集(連作集?) この本の紹介を読んだときに期待度があがりすぎたのもあって、決して悪くはないと思うんだけど…うーん。
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再読。何回読んでもやっぱりおもしろい。強引に話をつなげてまとめようとしたのがスライドから気になるけど、こんな徹底的に議論のみの本を読んだのがはじめてだったので今でも印象に残ってる本です。西澤ミステリの原点。
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バラバラ殺人の話をまとめた短編集。と思いきや、全話を通じて仕掛けがあり、西澤保彦らしいなーという感じ。しかし仕掛けが少々難解すぎて混乱した。匠千暁のキャラは好き。
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この小説で起こる事件はすべて死体が解体された形で発見されるバラバラ殺人ばかり。手錠を嵌められて両手足を切断される連続殺人(未遂)事件、手足の指含め34個に分解された主婦、マンションのエレベーターの降下中わずか16秒で解体されたOL、6個の段ボールに分けられた男などなど…と聞くと、どれほど酷く陰惨な場面が多いかと恐れ慄くのが普通の反応だと思うが、意外にもそういったグロテスクな表現はおさえられている。グロやではなく、この作品の主題は「なぜバラバラにしなければならなかったのか」というところにある。その動機は狂気的・猟奇性のものではなく、どんな必要があったのかという合理的な理由を見つけることにスポットが当てられている。『第一因 解体迅速』から『第七因』までの7つの短篇では決まった探偵役がいるわけでなく、それぞれ事件の目撃者、また聞きした人がばらばら事件の真相を推理するというもの。『第八因 スライド殺人事件』は連続首すげ替え殺人事件を扱ったどたばたコメディ風の推理劇。そして『最終因 解体順路』で、これまでの8話に別の解釈をつけ、しかも何らかの形で繋いで連作短編としてまとまりを見せる構成になっている。論理の組み立てはパズルのようでなかなか面白く、最終因のまとめ方はアクロバティックな大技のように感じ、完全に納得できないまでも、そうきたか〜と思わされた。バラバラと言えば、作中に登場する人物同士も無関係なようで繋がりがあり、一番多く登場し最後をまとめる匠千暁は、プタロー、大学生、喫茶店の店員と、ストーリーごとに違う設定、しかも時系列的な配置もバラバラ。ここまで「解体」にこだわった作品も珍しい。人間だけでなく、ぬいぐるみやポスターまで解体されたり、あまりにもくどく(特に『第八因』!)、やりすぎな感もあるが、よくもまあ、こんなにあれこれバラバラを題材にして、いろんなトリックや解釈を披露したものだと、妙に感心した。
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バラバラ殺人事件を集めたショート集。
一部を除いて、ショートの割にバラバラ殺人の必然性となぞ解きを押し込んだので、判りにくかった。
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超常的な要素も積極的に取り入れ、厳密に設定されたルールの上でパズル的なミステリを構築する作風が有名な西澤保彦作品。妙なマシンや超能力なんかが登場しても荒唐無稽にならずきちんとミステリとして成立させてしまうところがすごい。
そんな西澤氏のデビュー作が本書だ。
「解体された死体の謎を解く」ということだけをテーマに、9つの章から構成されている。前述したような超常的な要素は登場しないが、パズル的趣向は十分に盛り込まれていて、まさに西澤作品とい感じだ。
内容は「第一因」~「最終因」(第九因)まで9つの短編で構成されるが、登場人物は様々で、章によって重なっていたりする。また作中の年代もバラバラらしく、過去の話が混じっていたりする。
そんな登場人物の中には後にこの作者の作品の中で重要なシリーズのキャラクターとなるタックやタカチも登場。そんな意味でもファン必見の一冊だ。
以上のように、本書では「バラバラ死体」の謎に挑むのが各話の共通したテーマなのだが、前述したように登場人物や時代がバラバラな上、死体のバラバラぶりもバラバラだ。エレベーターに乗っている16秒間でバラバラにされたOLや、6つの箱に分けられた男、さらには腕を切断されたぬいぐるみのクマまで、その手口や状況は様々だ。
しかし本書が特徴的なのは、これらのバラバラ殺人をあくまで論理的に解き明かすところだ。一歩間違えれば猟奇的で下世話な趣味のグロい小説になってしまいそうだが、本書ではバラバラ死体はファクターとして登場するにすぎない。なので非常にグロテスクな描写があっても意外と嫌悪感は感じない。
つまり、西澤氏はバラバラ死体を純粋に「謎」として登場されている。なぜ犯人はバラバラにしなくてはならなかったのか。どうやってバラバラにしたのか。それを論理で突き詰めていくと、動機や犯人像が浮かび上がってくる。
しましまあ、なんでまたこんなにバラバラ殺人にこだわるのだろうと思ったが、著者自身によるあとがきでそのきっかけは解説されている。その理由もなかなか抱腹絶倒のものだ。ぜひ読んでみてほしい。
このように、バラバラ殺人を扱いながら登場人物も時代設定もバラバラの本書。実は「第八因」だけが戯曲形式で描かれている。ここまでバラバラが徹底しているとはすごいなあと単に感心して読んでいたのが、実はこれらの話が第9話である「最終因」で見事につながっていく仕掛けが施されている。
本書を「第八因」まで読んでいると、論理的な展開に確かに納得させられるが、何となく違和感というか、腑に落ちないものを感じる事があると思う。しかしそれらの違和感まで最終話で合理的に説明付けてしまうのである。
バラバラをテーマとした本書が最後でつながっていく様は圧巻である。デビュー作というだけあって荒削りな部分もあるが、作者の驚くべき才能に驚かされる事は間違いない。ま、ちょっとギャグ入っているところもこの作者らしいか。
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バラバラ殺人事件しかない九篇。
なんてすばらしい。
首、足、手、胴体……。
島田荘司の「占星術殺人事件」如く。
人間はつながってる。
でも死んだら燃やされバラバラに。
それが自然現象。
人間の実態とは?
単なる狂気の世界ではない。
これぞバラバラフェスティバル!!!
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解体殺人だけでよくまとめられたものだ。いわゆるトリックのみの本格推理。「解体迅速」と「スライド殺人」の2編のトリックは秀逸。
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ひたすらバラバラ。読了まで時間をかけすぎたせいで、内容を失念して全体がつながらなかったので、間を空けずに読みきることをオススメ。
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解体モノ?バラバラ殺人?死体損壊?どの呼び名で呼ぶのが普通なのか分からなかったのでいくつも書きましたが、よくもまぁ同じテーマでこんなにも書き分けられるなぁと思った。一部、流石にその理由はなくね・・・と思ったモノもあったけど、本人があとがきで言及してるので私が言うのもバツが悪い。
一般的に、死体損壊って聞いたら、猟奇的な理由とか激しい憎悪って考えるのが普通だろうけど、そこに死体損壊に値する合理的な理由を求めるのがミステリ好きだと思う。
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バラバラ殺人ばかりを集めた短編集。
短編集なので内容を忘れないうちに
サクサク読むコトをお薦めします!!
まさかまさかの終わり方です(´ω`)