紙の本
神様レベルの
2019/05/31 22:44
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投稿者:masa - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさに感動作です。主人公は神様レベルの「愛」の人だと思います。
命は一つしかないので大事にしなければなりませんが、それを差し出す時だったのでしょうね・・・。
紙の本
極めて宗教的?
2015/08/31 15:17
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投稿者:りょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教関係なしに、面白く読める本だとは思う。ほぼ実話であるそうだが、いわゆる「泣ける」話というわけではなく(泣いてもいいですが)、淡々と、ゆっくり胸に響いてくる。
さすがに、今どきの若者には理解できるだろうかと思う部分も少々ありますが。
ただ、生まれた時からクリスチャンである私には、宗教に対して主人公のような葛藤も疑問もないまま生きてきたせいか、ラストの彼の心境には、死ぬまで到達できないと思った。そういう意味では、極めて宗教的な物語であるとも思える。
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実際の塩狩峠の事故が元になっているそうです。ものすごく感動できる話です。聖書を読んだことのない自分が恥ずかしくなってくる。当分、この主人公の生き方、考え方は忘れられないと思います。
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実在のキリスト教信者・長野政雄の人生を元に描かれる小説。
主人公信夫の不遇な子供時代、多感な少年期、キリスト教を信じた青年期。愛、死、節、本当の信仰とは…
衝撃のラストは涙なしには読めません。
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少年が大人になっていく様を描いたストーリーで、色々な事を素直に感じ、思い悩んで苦悩・葛藤するところが人間臭くていい。
この主人公の様な人が私の周りに入れば、今とは少しだけものの見方が違っていたかもしれないと思った。
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初めて読んだのは高校生のとき。もうすぐ30年前になる。あるミュージシャンの紹介記事で初めて知り、衝撃を受けた。単純な自己犠牲の話ではなくて、ずっと積み重ねてきた思いがひとつの行動になって現れたと思える。
幼いころの未熟な姿から、成長していった一人の人生の重さを感じる。ずっと忘れられない一冊。
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一人の男の人生が、このなかに詰まってる。
普通の男のようで、まったく普通ではないその人生が。長野政雄の見たもの、感じたものが彼の人格をつくってゆく。
その集大成が衝撃的なエンディングとなって
答えとしている。
モデルとなる人物が実在しているというから驚き。
自分の人格について、一考してしまいたくなる一冊。
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札幌出張の電車本として,飛行機の中で読んだ。帰りの便では,もう涙ぼろぼろ。となりに座っていたお兄さんの視線なんか気にせずに。福岡空港に着く直前に読了してよかった。でも外はどしゃぶり。iPadを買うために福岡天神にたちよろうかと考えていたが,あきらめて高速バスで佐賀まで帰ってきた。佐賀駅でもまだ雨。タクシーで八戸溝宿舎まで帰ってきた。
出張の電車本として,目的地のご当地小説を選ぶというのは,なかなか良いかもしれない。
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キリスト信者の信夫が自分の線路に身を投げ、命をかけてまで、見ず知らずの乗客を助ける話。
実話が元になっている。当時差別されていたキリスト信者が、この一件からキリスト教について見直すきっかけにもなったらしい。
罪と罰を考えさせられる。キリスト教色が強い。
なぜ、生きているのか。
何のために生きているのか、を問いかけているような気がする。
最後のふじ子が信夫が死んだ線路の上にひれ伏してなく姿はなぜか涙が止まらない。
「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、
もし死なば、多くの実を結ぶべし。」
聖書の一節の、この言葉に共感できる。
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人にどんな本かと聞かれたら何とは言いにくい。ただの恋愛小説でもなく、宗教臭すぎもしない。一人の男のただのヒーロー話でもない。だが、とても読みやすく、伝わりやすい本だと感じた。ある意味国もしくは国民全体が閉鎖的であったこの時代だったからこそこのような話が出来上がったのではなかろうか。
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信夫は幼少期には母親が死んで居ないと言われ祖母に育てられた。祖母が死ぬと実母が実妹を伴って現れた。母親はヤソ(キリスト教)で祖母から追い出されていた。父親とは縁が切れていなかった。信夫もヤソを好んでいなかったが、親友の妹と知り合い彼女の純真さや明るさに惹かれた。その彼女もヤソであることが知らされキリスト教にのめりこんでいった。彼女と婚約予定の日に鉄道事故に逢い、乗客を助けるために自分の命を投げ出した。その事故を知るあらゆる人に彼の功績とキリスト教の教えがすばらしいことが伝わった。
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自分の命を犠牲にしてまで、乗客全員を助けるなんて、到底できることではない。主人公のモデルとなった実在の人物がいるので、月日がだいぶ過ぎていて忘れかけられているが、その事実を心に刻もうと思った。
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結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。
同級生が「塩狩峠は宗教色が強いよ」ということを言っていて、気になって手に取った本。
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良い本に出会えました^^
主人公がそれぞれの時代で出会う大人達が、とても魅力的でした。
もう少し時間を置いて読み直すと、また違った感じ方ができるのではないかと思います。
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主人公が小さいときの馴れ初めから大人になるまでの流れで書いていてわかりやすい一冊だ。
当時ヤソと馬鹿にされたキリスト教に対する主人公の考えも注目すべき点だろう。
最後の部分がメインなのだろうが思ったよりあっさり終わってしまっていて少し拍子抜けした、だがこの事にもいろいろな見方が考察出来るので興味深い一冊だと思った。