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孔明が妻を娶り、ひと時の明るい話題に喜ぶ蜀とは対照的に、呉では周瑜が志半ばで命を落とします。孫策と共に夢見、孫権と共に目指した天下を取れないまま亡くなった周瑜の死は、涙無しには読めませんでした。無念で仕方ありません。
その他、曹操と馬超の戦いも必見です。
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2012年06月 06/45
この巻も周瑜です。人が亡くなることの惜しさをつくづく感じさせられます。
2008年11月 6/133
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周瑜が死んだ・・
益州を目前にして病に倒れた。
まだ若かったのに、夢半ばで死んだ。
そして旬?も死んだ。
伊籍も死んだ。
龐統も死んだ。
人は誰でも必ず死ぬけれど、人それぞれの死に方がある。
周瑜は大きな夢を果たせず死んだ。
旬?は自ら死んだ。
伊関は自分の死に方を貫いて死んだ。
龐統は死ななくてもいいところで死んだ。
そういうときなのだと思えば仕方のないことだけれど、悲しい。
馬超が曹操の諜略に嵌って張衛のところまで傷だらけになりながら、駆けるところは、ハラハラした。
曹操という人間は、本当に大きくて抜かりない。
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もうどの巻にどんな内容が書かれたかわからないから
コメントしずらいんだけど・・・
でも本当に好きです!!
歴史の流れは大きく、抗いがたい気がするけれど
しかしそれは人が作っていくものなんだなぁ。
登場人物が素敵です。
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英雄が死んでいく。周瑜さえも。
劉備は孔明が加わって強さに方向性が加わり領土を広げていく。
しかしねぇ、英雄たちの本当の敵は時間なのかもしれない。
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周瑜を始めとする軍師の死。前半はそれが中心になる。馬超と曹操もいよいよぶつかり始める。周瑜が死んだ以降の呉の扱いの低さはひどい……。
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読了。曹操に曰「華であったな、大輪の・・・・・。」三十六才周兪の死。覇権を争ってきた 第一世代が次々と亡くなっていく。曹操ほどのリーダーで多くの優秀な将軍・軍師補佐役がいても、あれこれと問いかけるのは、深く沈思するのは孤独な夜だと 北方さんは語っている。漢(おとこ)の美学か・・・。
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丹念に描く三国志。
分かりやすくていいです。
北方謙三というとやたら熱い「漢」の「秋」を書いているイメージがありますが、
結構控えめです。
孔明に対する龐統の嫉妬も、いくらでも脚色できるところだけど、非常に抑えてあります。
その分だけ、成都を前にしての劉備軍勢ぞろいのシーンは、感動的です。
この本、呉滅亡まで続くのかな。
できればこの筆致でそこまで書いてほしいな。
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あーん! 周瑜と荀彧が死んだ!! でもこの二人は丁寧に殺したよね。周瑜は最後の瞬間まで追ってかなりページ数かけて殺したし、荀彧の死には曹操も今までになく悲しんでいる。このために郭嘉をあっさり殺したのかな?
劉備は天下三分へ。ホウ統と法正は、孫家二代を除けば最も長生きしてほしかった奴らだ。
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これは本当に奥が深い!多くの視点から多くの人物を楽しめる。特にクローズアップされていたのが裏切りの連続で親殺しも関係なく無法者とされていた呂布の気持ちなど読んでいてよくわかる。池上先生のコミック「覇」にあるような荒々しい呂布とも違い男として時代を駆け抜ける彼の美しさに心震わされ、それに3兄弟の末弟として強さだけが誇張され続けた張飛の繊細さに心配り、そして人を愛する気持ちなどは彼が死ぬ時にすべて読んできた中の思いが一瞬で溢れてきて涙が止まらない!
先日、北方先生の「黒龍の柩」を読んで山南と土方のお互いの見えない思いについて語ったが、やはりこの三国志も同様であって男性が読むには心を揺さぶるいい作品です。
史実に沿った作品ではあるが、名前だけでしか知らなかった魏延・馬謖・姜維・王平・許褚・張遼・韓当・馬超などもっともっと知りたいと思える人物が本当にいた。話の中で作られた人物が何人も出てくるが、彼らがしっかりとサポートして史実上の人物をどんどんクローズアップさせていく。
頭の中で多くのシーンがフィルムとなって映し出されたが一番は呂布の愛馬である赤兎馬が死に掛けた時に劉備の配下であった成玄固に赤兎馬の命を託すシーンなど今でも僕の勝手な映像として頭の中に残っている。
元々は呂布の配下であった張遼。その後は曹操の勇将として知られるが、呂布軍の伝統を貫き闘志無敵の騎馬隊を率いる姿も忘れられない。やはり何度も言うが北方先生の作品を読むのはすべての先生の作品を読んだ一番最後が妥当だと思う。本当の漢達を読ませてくれます!