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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
青山の洋書専門店に勤める木部比呂子は、デートのために借りたマンションで愛人を待っていた夜、真上の部屋で女の悲鳴を聞いた。翌日、その部屋から、赤いマニキュアを塗られた女性の死体が発見され、被害者の恋人が逮捕された。だが比呂子が悲鳴を聞いたのは彼が帰った後だった。無実を証明できるのは自分だけ ―そう思いながらも、比呂子は不倫の関係が表沙汰になるのを恐れ、口を閉ざしていたが…。
初小池真理子のサスペンス。人物描写は彼女なんですがサスペンス仕立てかぁ。やっぱりこの人の作品は恋愛作品がいいなぁと思いました。
なんていったって振り回されている感じが中途半端だったので。。。。
それでもチーズケーキは食べてみたいなぁと思った作品でした。
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いろんな人を疑った結果、最後まで犯人が当てられなかったのが悔しい!
してやられた。
前半はなかなか話に入り込めなかったけど、だんだん犯人が分からなくなってきた辺りから面白くなり始めた。
やはり、不倫はいかんよ。
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並列に走る話。犯人はどこかにいるはず。
小池真理子の日常の中に埋もれた異常という作風が旨く推理小説として出来上がっている。完成度は高い。
標題は,事件の鍵となる爪と,事件そのものを起こすという意味と,二重拘束。
何を信じて,何を疑えばよいのだろうという心理描写も的を得ているかも。
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なんか昔に読んだことがあるような・・・。
なので犯人が途中でわかってしまった。
けど、怪しい人物が多くて「あれやっぱこっちなのか」
と惑わされたので良作なのではないのでしょうか。
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古本屋さんで見つけていつか読もうと思いつつ、あたためていた本。
描写がさすがの小池さんで、最後、お風呂場で犯人に追い詰められているシーンなんてドキドキはらはらでした。犯人についてはどんでん返しもありますが、最後には丁寧な解説もあるし、個人的には好きな作品。
ぬいぐるみの袋のくだりはゾッとした、、、
そして不倫している女の子とその相手の、ゴールのないモヤモヤというか、そういうのを描くのが本当にうまいと思った。