投稿元:
レビューを見る
S&Mシリーズ第七弾
萌絵の友人の家族が誘拐された!?
幻惑と違いこちらは偶数章だけ。これは・・・・?
投稿元:
レビューを見る
実は幻惑の〜より先に読んでしまって失敗したなぁと思いました。でも、このちょっと切ない感じがすごく好き。
投稿元:
レビューを見る
ミステリーや推理よりも、杜萌を中心に進められた話から、萌絵に話のメインがシフトチェンジしていく様子を楽しむ感じで読んだ。抽象的な表現の部分が多くて、不思議小説になってたけど、表現が映画みたい。面白かった。ラストの犀川のやさしい感じとかも魅力的。シリーズの中でも箸休め的存在。好きです。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ7作目。個人的には犀川先生の心情はこの本が一番カッコイイと思います。最後の解決シーンも素敵です。
投稿元:
レビューを見る
微かな違和感から始まる、「西之園萌絵」以外が語り手となる物語。
大切なひと、大切な時間。
奪われたもの、消されたもの。
この夏を越えて、彼女が得たものは何だろう?
前作と同時期に起きた事件を扱うために、時間の流れは「2冊で1つ」になっている。
もし、萌絵が【幻惑の〜】に関わっていなければ、積極的に動き、調べ、感じ、気づき。
より哀しく切なく、けれど逃れられない結末にたどり着いたのかもしれない。
だからきっと、これで良かったのだ。
救いにはならないけれど、気休めでしかないけれど。
暑さと熱さと冷たさと淡泊さ。
相まって感じさせる不思議な空気感が、最後まで残る。
夏が終わる、淋しさに似た感覚が。
投稿元:
レビューを見る
切ない。事件もそうなんだけれど最後おもわずちょっとほろりときました。「幻惑の死と使途」と時間軸が対になっているので幻惑の〜を読んだあとすぐ読むといいかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
S&Mシリーズで一番好きな話です。
ミステリとして好きなのではなく、杜萌が好きで好きでたまらない。
投稿元:
レビューを見る
杜萌のキャラが大好き。
萌絵や犀川など現実味のないキャラの中で生きてるぞ、という感じで好き。
でも、謎解きっぽさがない。
投稿元:
レビューを見る
犀川先生と萌絵ちゃんはほとんど出てきませんが、これはこれで好き。タイトルも好き。西畑さんとか素生とかがまたどこかで出てきても私は驚きませんよ(笑)西畑の喰えない感じが好き。
投稿元:
レビューを見る
いや、女心はわからない。夏の天候に例えると、梅雨。そんくらい。如何な理由があろうとも女性を怒らせてはいけないな、と。しかも友達が犯人って、おめぇ随分物騒な友達持ってるじゃねぇの、って。それって友達なの?
投稿元:
レビューを見る
那古野市の実家に帰省したT大大学院生の前に現れた仮面の誘拐者。そこには血のつながらない詩人の兄が住んでいた。誘拐が奇妙な結末を迎えたとき、詩人は外から施錠されていたはずの部屋から消え去っていた。朦朧とするような夏の日に起きた事件の裏に隠された過去とは!?事件は前作と表裏をなし進展する。
新しい形で書かれた作品。森ミステリにしては珍しい。といってもミステリ界ではそうでもないんですが。
投稿元:
レビューを見る
幻惑〜の裏らしい。
読むのよそうかなぁとおもいつつも、
杜萌の狙い通りの感じにひかれずるずる読んじゃいました。
ミステリよりも物語性のが強かった印象です。
美人天才秀才お金持ちコンビって・・・天はニブツを与え過ぎだと思います。いーな。
投稿元:
レビューを見る
今度は偶数章のみ。
なるほど幻惑の死と使途と対なんですね。
今回は非常に面白かった。
かなり意外な結末だったし。
投稿元:
レビューを見る
萌絵ちゃんと頭の中でチェスが出来る杜萌ちゃんの話。
「いいのよ、殺しても」
って凄いセリフだなぁ、と思う。
自分を誰より強く、軽く、自由にさせる言葉だ。
とてもじゃないが秋野には言えない。(まぁ言うこともないか)
この巻はちょっと秋野には微妙。
なんというか、心理戦が多くってただ読むだけの秋野には目眩がしそう。
投稿元:
レビューを見る
S&Mシリーズ第7弾。
第6弾の「幻惑の死と使途」とは同時期に起こった、萌絵の高校時代の親友で才女・簑沢杜萌の事件。
時系列が同時期と言うことで、前作が奇数章だけから成り立っているのに対しこちらは偶数章だけの章立て。このこだわり方が面白いと思う。
そして、同時期に起こっているだけあって、犀川先生や萌絵の関わり方もべったり、というわけにはいかないようだ。
有里匠幻事件を追っている愛知県警の面々(三浦・鵜飼・近藤)も忙しいということで(笑)専ら長野県警の西畑警部が活躍している。(この人物、頭の回転の速さで萌絵に気に入られていたので、また登場するかな)
事件に巻き込まれる杜萌が、萌絵の親友だけに、読んでいて展開にかなりドキドキする。
中盤、犀川先生が萌絵に問いかける、事件のキーとなる簑沢家に飾ってあった仮面に開いた穴は何のために開いているのか・・。
杜萌の血の繋がらない、盲目の美しき兄・素生の存在。それにしても、あちこちからの聞きかじりの情報だけで、事件の核心に近づいていけちゃう犀川先生ってミラクル。後半で、トリックの解けていく気持ちよさが味わえる作品。