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滅びゆくことばを追って インディアン文化への挽歌 みんなのレビュー

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紙の本

消えゆく北米インディアン言語の研究、フィールドワークの記録

2003/06/17 21:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近の猿学の研究では、道具の使用は、人類以外でも認められている。したがって、人類を人類たらしめ、他の霊長類と区別するものは言語である。インターネットの普及により、英(米)語帝国主義が拡大している。しかし、生物種の多様性が人類の生存に必要なように、言語の多様性も保持しておく必要がありそうだ。多様な言語を比較研究しておくことが、急務の一つであると言える。
 多くの生物種が絶滅しつつあるのと同様に、多くの言語(全世界で60%?ぐらい)が今後の百年間に消えてしまうと予測されている。北米のインディアンは、部族そのものが滅んだものだけでなく、その言語が若い人の間では話されなくなり、滅びつつある部族語がほとんどであるようだ。この本の表題には、インディアン文化への挽歌、と副題がついている。
 この本では、日本人の若い言語研究者による、アイダホ州のネズパース族の消えゆく言葉の研究、フィールドワークの記録である。言葉を学ぶことは文化を学ぶことである。真摯な気持ちで教えをこい、相手の文化を尊重することが大切である。そうすれば相手に受け入れられて、表面的な付き合いでは解らないようなことまで、理解することができる。著者の人柄が窺える、暖かみのある内容と文章である。著者は現在、カリフォルニア大学名誉教授であるとのこと。
 言語の学習、言葉の採集、言語の比較研究、言葉が如何に文化の違いを反映しているか、などについて、なんとなく理解できてきたような気がする。特に、文字がなく話し言葉のみの言語についての研究方法、研究態度というようなものが解りかけてきた。

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