紙の本
企業風土を変えるためには
2004/11/23 18:10
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投稿者:知りたい人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の集合体である会社を変えるためには一人一人の人の気持ちを変えなければいけません。
しかし、人の気持ちはなかなか変えられません。
どのように変えていけばよいのかを物語仕立てで解き明かしています。
評論家ばかりで当事者がいない「ヨコハマ自動車部品」を舞台に若手課長の瀬川を中心として企業風土改革のプロセスが描かれています。
思考錯誤の後、社員一人一人が「自分改革」を通して会社が変わってい様子が臨場感を持って伝わってきます。
「ザ・グレートゲームオブビジネス」「ゴール」の様に自分が瀬川に入り込んでしまいました。
また、風土改革ノートも理論としての裏付けの役割をはたしています。
なんとか会社を変えたいと思っている若手の方ばかりでなく、企業トップも読んで欲しい一冊です。
紙の本
大企業の問題点を打破する方法を提案する良著
2001/03/07 17:37
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投稿者:インチキ化学者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の大企業にありがちな問題点である、「言っても無駄だ」、「言いだしっぺが損をする」風土、体質、風土を打破するための方法が書いてある。この本では、「真面目な雑談」の重要性を説いている。全社的に「真面目な雑談」を行うことにより、部署内、部署間での問題点や意識の共有化ができ、自分たちで改革を行う土壌ができるのである。
次に、意志決定の迅速化の方法として、「衆知を集めて一人で決める」ことを説いている。ある事項を決定するときは、大勢の意見を聞いても、担当者が決定するのである。そうすれば、責任の明確化と決定の迅速化が図られるのである。
ちなみに、この本は、私が以前居た会社の管理職セミナーで紹介されたらしいが、この会社の雰囲気は、この本に出てくる日本企業の問題点そのままであった。
インチキ化学者の独り言より。
紙の本
普段漠然と感じている問題を解決するヒントがここに!
2001/01/19 16:46
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投稿者:shigeshige - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆変わらなくてはいけない必要性は感じていて、理解はしているのに会社という組織全体はちっとも変わらない。挙句の果てには手遅れといった大企業も多く見られる今日この頃。こんな身近な問題に焦点を当て、テンポ良いストーリー展開に乗せながら核心に迫っていく。どの登場人物の発言やエピソードも、会社に勤める人なら誰でも思い当たる節があることばかりで、頷きながら最後まであっという間に読めてしまう。作者の主張とは●まずはオフ会と呼ばれるコミュニケーションから始めよう!そうすれば何かが変わり始める●という単純なものではあるが、もし全社員がこの本を読んで趣旨を理解したならば本当に会社を変えることができるような気がしてくる。事実自分に関する限り、この本を読んでから会議に参加する際の姿勢は明らかに変わったのだった。
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組織体質を変えるのは並大抵でない苦労があります。一度組織に入れば志のある人なら必ずある種の挫折感を味わうでしょう。
この本によれば組織を変えるためには頭がよくて思いやりのある情熱家のネットワークを作るとあるけれど、、、。そういう人がいるかどうかが企業の強さなんでしょうね。
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漠然としていて掴みにくい、「企業風土」。それを改革していくためには…?社員を巻き込みつつどう改革をすすめるかを描きます。
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会社の意識改革をストーリー仕立てで書いた本。
「まじめな雑談」が効力を発揮する。「まじめな雑談」とは、形式張らず、肩書き、所属にとらわれずにざっくばらんに建設的な話をしていくものであり、最終的には、色々な人の話を聞いた上で、最もふさわしい決定権者が決定するというもの。これまでの合議制度における、責任所在の不明確、時間がかかる等の問題をクリアできるという。
なかなか会社を改革しようとしても、周囲が理解してくれない等の悩みはある。改革意識をどう、周囲に理解させ、巻き込み、会社全体の流れにしていくのか、非常に分かりやすい。役所改革にも参考にできそうな内容だ。
本質は、職員個々が、「仕事をやらされている」から「仕事を進んでやる。楽しむ。自らが役割を踏まえ、判断していく」ことに代わることだと思う。上層部の決定権ではなく、小さな部門毎に決定権者が自主最良で適切に事態に対処していくことが、これからの時代にふさわしい組織形態であると考える。
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会社の風土を変える事はとても難しい。
本書に書かれている「まじめな雑談」を通して
地道に風土改革をしていければ、と思った。
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このストーリーのようにうまくいくわけないと思ってしまうが、その考え方・意見自体がダメなのだろう。
誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分が主体的に変えていこうとしなければならないのだろうが、結局「自分だけががんばってもムダ」「言いだしっぺが損をする」というところに舞い戻ってしまう。
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会社の課題図書。結構おもしろかった。
会社帰り電車の窓から見える窓明かりの数だけ努力とか涙とか喧嘩とかのドラマとかがあるのかなぁとしみじみ。
社会人になったからって表面的な人間関係に満足してていいのかしら…という気にもなったけど、思い返せば学生時代から本気で意見や気持ちをぶつけたことなんてなかったや
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自動車の下請け会社を舞台にした
ストーリー仕立ての会社風土改革のビジネス書。
15年前の本ながら、自動車会社ということもあり、共通点がかなりありました。
風土改革の為のコミュニケーション、真面目な雑談、責任の所在をはっきりさせるために衆知を集めて一人で決めること、部下に任せることのできる管理職…
かなり共感出来ました。
ただ実際にオフサイトミーティングなどやるとなるとかなり難しそう。
最近続きが出ているようで、
読んで見たいです。
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一人の社員が社内報に投稿した
衝撃的な文章から始まるドラマ
どこにでもありえる製造業の話
うちもだ!と思えることろが多々ある所を見ると
どこもたいして変わらないんだなあと思う反面
同じような企業があるんだから
一歩先に乗り越えないと次はないなと思えてしまう。
18年ほど前の作品
思いは変わらない
でも周りをなかなか巻き込めないジレンマ
これを多くの人が共感し始め
変化を受け入れだして体質が変わり始めた
物語としてどれぐらいの期間での話なのかが見えなかったが、
それでもそんな多くの時間を費やして変革したとも思えず
もう少し もう少し 本気で取り組まなければ って
何度も反省させられる作品だった。
さて、明日からも頑張っていこう!
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この本の出版から20年も経過をしているけど、
まだまだこの本のストーリーと同じ様な状況もたくさんある。
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10年くらい前にオフサイトミーティングが流行っていたが、その頃本書を読んでいなかったので、どんなものかと思い、読んでみた。
歳をとったせいか、自分でもノルマを設けない会議というのは、どうもしっくりこない。これだけ時間に余裕がなくなってくると、このタイミングだと余計に難しい気がする。
確かに、特に他部署の人と腹を割って話す機会というのは皆無に等しいので、必要なことではあるが。
また、共有された”判断、行動場での優先基準”が必要とは、同感。
実務ベースで会議の機能についての整理も参考になった。人数の多い無駄な会議はなくすべきと自分も思う。