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古いから絶版なんだろうけど、いまだに読み直してみることがある本。
1.ロマンスを殺せ
2.フェアプレーは禁物
3.しゃべるな、待て
4.ウソも方便
5.カネを支配せよ
6.些事こそすべて
「なぜ」をやめよう、という一節がいまだに忘れられない。
攻撃的になりそうなときに、思い出すようにしています。
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「なぜ」は緊張をほぐしてくれない。居心地を悪くさせるだけだ。
「なぜ」は無益な言い訳に過ぎない。
「なぜ」をやめよう。あなたが思うほど、人はあなたの言い訳を必要としていない。
「なぜ」という質問にはかならず評価を伴う。
評価のはかりにかけられて喜ぶ人はいない。
「なぜ、こうしたのか」「なぜ、ああしたのか」あなたにはわからない。
「何が」と聞くべきである。これに答えるのはやさしい。
質問「何が」には答えることができる。
質問「何が」は人の気分を損ねない。
「何が起こったの」
「何が」は事実ありのままの報告を求めている。
「何が」は叙述を求めている。
価値判断ではない。
「なぜ」という質問は人の気分を損ねる。
「何が」は人の気分を引き立てる。
「なぜ」という質問は不安を掻き立てる。
「何が」は緊張をほぐしてくれる。
「何があったの、こんなに遅れて」
「車が故障してね}
「なぜ遅れたの」
「私が酷い人間だから」