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紙の本
的確にポイントを押さえた冷静なアプローチが実に精妙です
2019/01/31 23:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日亡くなられた梅原 猛氏の「隠された十字架 法隆寺論で今までとは異なった古代史論に出会って以来、今から20年以上
も前から同じように想像力溢れる自由闊達な著者の持論に魅了された関 裕二氏とはまた異なった視点で、「逆説の日本史」
シリーズ等で教科書では教えない日本史の裏側を紐解いた著者が、気になる題名を持つ本書でどのような展開を見せてくれる
かゾクゾクしながら一気に読み進みました。
文献や実地踏査等による的確にポイントを押さえた冷静なアプローチが実に精妙で、また本書が話の舞台である南朝のあった
吉野の山村や京都等を訪れ、謎を探っていく書き方で臨場感も相まって、ズルズルと引き込まれていく推理小説のような不思議
さを持つ歴史解明書でした。著者のTBSの報道記者時代から積み重ねられた経験が活きているのでしょうか。
既出箇所の明示や系図、年表が適宜盛り込まれているのも助かりました。
特に、内容は決して太平ではなく南北朝の争乱を記述した「太平記」の題名が、後醍醐天皇の怨念の籠った遺言にある「太平」に
よるとの指摘や、足利義満が、どのようにして 「天皇になろうとした」のか、そして後一息でその夢が潰えたのかを親交以上の関係が
あったとされる謎を秘める世阿弥を絡ませた説得力ある解明には脱帽でした。
それにしても京の都で七重の塔が聳え、天皇家を見ろしていたと想像するだけで、その野心の大きさが伺えます。
紙の本
面白かった!
2020/10/29 20:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
南北朝って何だか揉めていたような、という程度の記憶しかありませんでしたが系図や年表などを見ながらとても楽しんで読めました。歴史ってこんなに面白かったのかと目が覚める思いです。
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