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遠藤周作氏自身の著書から抜いた名言集。
この人の考え方が多くの点で一番しっくりくる。最後に長年交流のあったシスターによる遠藤氏の最期の話も深い。
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遠藤周作の小説やエッセイからの抜き書き。
折りにつけ読み返してみたい言葉がもりだくさん。
「愛とは美しいもの、魅力あるものに心ひかれることではないのである。外面的美しさが消え、魅力が褪せても、それを大事にすることなのだ」
「自分が正しい、立派な女性である気持ちから、罪の泥沼に陥った人を軽蔑し、拒絶する心が生まれてきます」
「他人を批判する時だけ自分が道徳家であるような種類の人間」自分もまた卑怯な人間であるのを怖れ。怖れるゆえに他人に投影して罵っている。
「大人であるための一つの条件は自分に対するヤマシサというコンプレックスが脈拍のようにたえず、頭のどこかで働いていることを必要とする」
監修者による、作家の晩年の様子について述べた後書きも泣かせる。
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遠藤周作氏の著書の中から沢山の珠玉の言の葉が紡がれていく。
愛情とは。男の中の父、夫、男と女の中の母、妻、女という三要素の調和。孤独とは。本当の男とは…など多くの示唆を与えてくれる。何度も何度も頷きながら突き上げてくるものを感じる。
「他人を批判する時だけ自分が道徳家であるような種類の人間」自分もまた卑怯な人間であるのを怖れ。怖れるゆえに他人に投影して罵っている。