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三成が主人公の小説。三成の性格は横柄者というよりは民の事を、人のことを思う人柄になっていて司馬遼太郎の『関ヶ原』より随分マイルド。忍者も出てきて楽しめました。ただ絶版なのが残念。
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石田三成が大好きになれる本(本気で)
犬猿の仲として書かれることの多い福島正則や加藤清正との遣り取りまで、ただ蛇蝎の如く忌み嫌っているというわけではなくて、素敵です。
凄く、物凄くお勧め。
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とても優しくて清廉で民のため家臣のため人のために生きる三成。どの三成本よりも愛しい三成です。ふわりと微笑む彼にいつも心つかまれます。加藤や清正とも、初めから仲が悪いわけは無く、決裂するまでの過程も書かれていて新鮮です。左近や三郎佐も良い味で、彼らの言う「ほっとけない人」はまさに三成のことだと頷くと同時に誤解されても自分の信じた志を翳す三成の本音を分かってくれた周りの人たちもまた、愛しい。
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石田三成が主人公。 生まれて初めて読んだ戦国小説です。自分の中の三成像も本作に強く影響されてます。 思い出の作品です。
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殿がとても可愛い。左近がとてもかっこいい。さちと三郎左って誰やねんと思うけど。舞も蒲生も素敵。
左近が殿のことを光だと云うところで転げ回ったけど!なんて良い佐和山!!!
読んで良かったです!佐和山堪らん!!
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大河ドラマの黒田官兵衛に登場する石田三成では、とても関ケ原において徳川家康に対抗することは出来なかったと思えた方に、お勧めの一冊です。本書に登場する三成は爽やかで、己を知る人です。戦の才能がない為、所領の半分を割いて島左近を召し抱えるのは有名な逸話ですが、中々出来ることでは有りません。やはり敗軍の将の評価は勝者により貶められ、実像とはかけ離れていると思えます。義経、正成、光秀、三成…。もし戦国の世に生まれたら三成の家来か良民に成りたいと思える作品です。