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今から25年前にこの本の原書が出版されたのですが、画期的な、衝撃的な内容の本だと思います。
この本に出てくる極悪な犯罪者や、関係者を調べてわかったことの一つで腹わたが煮えくり返ることが、自分の店のコックとして勤務していた原勅晁さんを騙して北朝鮮へ拉致した極悪な犯罪者の大阪鶴橋の在日朝鮮人李三俊(日本名星山俊夫)が経営する中華料理店「宝海楼」がその後なんの罰を受けることもなくのうのうと鶴橋で、大阪で、この日本に居座り続けていやがること。
そしてまた、つい先日読み終えたばかりの本の「北朝鮮よ、銃殺した兄を返せ!・・・」の著者:朴春仙さんの妹が経営する西新井の家に、あの95年4月23日のオウム真理教村井秀夫を刺殺した在日の徐裕行が直前まで住んでいたことがわかりました。
これはよくオウム真理教は北朝鮮の核開発との関係性が囁かれていますが、村井秀夫の指示でオウムの信者が原発の内部資料を持ち出していたこと等を考えると、かなり怪しくておぞましい企みがあったことが想像できますし、なんだか朴春仙さんに関しても疑いの目で見てしまいます。
極悪な辛光洙みたいに在日の人たちが自ら進んで拉致誘拐犯罪を行っていた人たちばかりだけではなくて、朴春仙さんが、「北朝鮮にいる家族がどうなってもいいのか」と脅される話。
こうして拉致誘拐犯罪とかに協力させられていく在日の人たちもたくさんいたことがわかります。
辛光洙が北朝鮮で英雄であることは、世界中では例え他国人に対して何をやったとしても、結局はポルトガル、スペインでコロンブス、ピサロなんぞという連中共たちがその国の英雄であるように北朝鮮とか世界の常識は同じだなと思わざるをえませんでした。
●第四章北朝鮮帰国者の悲劇の章は、祖国に帰国した朝鮮半島系の人たち、日本人妻、逆に日本人が夫で妻が朝鮮半島系の10万人の帰国者たちが北朝鮮で受けた仕打ち、暮し、生活が衝撃的に書かれています。
在日本朝鮮人総連合会(総連)が展開した「地上の楽園」の宣伝を信じて、自分たちの学力や技術を祖国の建設のために活かそうと希望と情熱に燃えて北朝鮮へ渡った人たちは、北朝鮮で当時の日本以上に現代の文明とは異なる厳しい生活環境に置かれていく。
行方不明になっている帰国者の数は万の単位。
そして日本の日本人家族をはじめとして、日本人から「お金」を搾り取ることが北朝鮮の「国策」になり続けていること。
●拉致された日本人達の悲しい話
中世に日本人が沢山イエズス会の連中共たちに奴隷にされたこととかなり似ているなと思ってしまいました。
つまりあの頃と今の日本人の置かれている状況、境遇はかなり似ていると思ってしまいました。
拉致されたのは日本人だけではなくて、アラブ人、白人、黒人たちも。
「子供スパイ」の訓練を受ける外国から拉致されてきた子供たち。中国語を話す子供達も。
そうして養成されたスパイたちが何代にも渡って韓国や日本、世界中にいて、それぞれの国で活動していること。
日本人をはじめとして拉致をすると「勲章」「栄誉」になり北朝鮮では「評価」が上がること。
日本人のことなんかなんとも思ってもいな��。日本人に対してなら何をやっても構わない。そういう連中共たちだということ。
拉致被害者の方々や、家族ををはじめとした日本人たちのことは、たとえ日本人がどんなに悲しみ、苦しんだとしても、何をやっても調子よく「自己正当化」する。
それが北朝鮮系の連中共たちの本当の正体でしょう。
韓国人にもたくさんの被害者
レバノン人女性5人も誘拐され、レバノン政府は自国のレバノン女性たちを北朝鮮から取り返した。
開放されたレバノン人女性たちの証言によると、他にヨーロッパ、中東などからその当時で計二十八人がスパイ訓練のキャンプ地にいた。
三人のフランス女性、二人のオランダ女性、三人のイタリア女性がいたと証言。
ザグレブ、ベオグラード、西ベルリン、レバノン、日本等々の世界各地の北朝鮮による「誘拐・人さらい」の拠点、人脈。
この本のあとがきに、何気なく取材していた八十年十二月四日の人権の日に当時ロッテオリオンズの選手だった張本勲氏が講演の「三千本安打への道」の話の中で、「私は心の片隅では日本人を許していない」といきなり語りだしてびっくりしたお話が載っています。
それが張本さんをはじめとする人たちの生きるエネルギー、生きがいだったのだと思うとなんともやりきれないですし、もう朝鮮半島系の人たちとはどちらかが人間をやめるまで共存、共生していくことは不可能なことなことなのかもしれないと思ってしまいます。