紙の本
歌手の美輪明宏さんが綴った人生論。
2007/11/03 09:38
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌手の美輪明宏さんが綴った人生論。主に若い層を対象にした読物のようである。「運をよくするには(中略)風水とか気学とかあります」と占いの類に信用をおいたり、「ショパン弾きで、女の人で世界的なレベルの人ってまずいません」と事実無根の思い込みがあったりするのに閉口する。様々な人間を幾つかのステレオタイプに分類して、世の人間をそこに収斂しておいて説いていく論調も少々気になるが、読物としてはおもしろいと思う。
紙の本
人生こそ魂の修練の場、しっかり修練して、そして逝こう!!
2008/01/02 09:08
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美輪さんは、最近のスピリチュアルブームで江原さんと競演している印象が強い。先日は木村藤子さんとも競演していましたね。ただスピリチュアル的な能力は有するものの、江原さんや木村さんとは異なる様ですね。
しかし色々な場面で美輪さんが語っていること、また本書で語られていることには矛盾が少ない様に思える。そう、普段美輪さんがTVで人生を説いている言葉がそのまま本書では記述されている。
美輪さんの嗜好も多分に主張されているが、それは即物的な本書の見方であって、結局は、「人生とは修行であって、プラスマイナスゼロ!」という所に美輪さんの本質が詰まっている様に思う。人は自分の死後に恐れを抱くものであるが、先ほどの言葉や輪廻転生などという言葉を考えると少しその不安も軽くすることができる。
今ブームということもあるが、これらの人生の不安を払拭する方を目にすることが増えている。それだけ世の中の人が、自分と同じ様な不安を抱えながら生きていることを象徴しているのであろう。それぞれより良い人生を真っ当したいものである。さてこれらか待ち受ける人生の修練とはどんなものがあるのであろう。しっかりと鍛えなくては!!
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本当にうつくしいもの、綺麗なものを知ることができます。著者の美意識が凄く確立していて、頷かされることもしばしば。生き方を忘れた時に読む本です。
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今年は自分をもう一度振り返る年にしよう!と思い偶然出会った本。
これまで「美輪明宏さん」と言えばそれいけココロジーとか、舞台俳優とかしかイメージがなかったけど、これを読んで誰かに数発殴られたような衝撃があった。
生き方やものの考え方、人間関係、魂の向上など目からウロコが落ちまくった本。
これからの自分の人生を充実させていくために必要なエッセンスです。
何度も読み返したい。
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人生のしくみ、世の中のしくみ、今まで腑に落ちなかったことが手によるように判りました。
大切な本です。
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読んでいくと、人生観が拡がります。テンションが下がったり、なんかイヤになってる時、読むと、小さいことがばかばかしくなってくる感じ。
人生にはいろいろあって、それが人生で、醍醐味なのだなあ・・・
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これもまた三輪さん作品なのですが、政治、経済などあらゆる分野において三輪さん自身の言葉で書かれています。
言葉の持つ力を感じ、丁寧な言葉を使い、綺麗なものに触れようと決めた一冊です。
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酸いも甘いも知り尽くされているであろう美輪さん。まだまだ経験の浅い私には理解できない所がありました。でも、読みやすかったです。
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ああ、なぜか微妙に凹む。。。。美輪さん、私は魔界人かもしれないぜ!天草四郎生まれ変わりのくだりはサラリと流せるようになりました。
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[オーラの泉]
テレビ朝日毎週水曜日23:15〜24:10
でブレイク中の美輪さんのエッセイです。
現代日本の矛盾を明らかにし、
とらわれることなく世の中の「真実」を見つめるための、「愛」に満ちた心からのメッセージ。
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しごくまっとうな大人から、人生に迷っている途中の人へのアドバイス。
こういうことは、かつてはきっと、親や祖父母や、先生が教えてくれたことなんだろうけれど、今の世の中では、耳に痛いようなこういうことは、みんななるべく言いたくないから、かえって新鮮に感じられます。
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もともとは図書館で借りた本だったけどアマゾンで購入。
生き方が楽になる本。
正直な話、いままで猫背直らなかったけど、この本読んでやっと「背筋の伸ばし方」がわかった。それくらい基本の事が書いてある本
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すでに10年くらい出版からは経っているけれど、読む人によって心に留める内容は違うと思うので、いつになっても新鮮さが感じられる本だと思う。
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自分が普段悩んでいたことが、なんだかたいしたことのないように思えてきた。これから先また悩みができても、この本を読めば抜け出せそうだ。私の人生の座右の書にしたい。
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11月16日購入。11月23日読了。
情熱大陸で美輪さんを見てから、氏の著作に興味を持ったので読んでみた(三島つながりというのもある)。美輪さんというと、若い世代の自分として一番に思い浮かぶのが「スピリチュアルブーム」の仕掛け人の一人、といったイメージである。正直私は、そういう神秘主義めいたものはほとんど信じていなく、また、同時にそういう思想を説いている氏に対しても懐疑の念を抱かずにはいれなかったのだが、著書を読んでみて、この人はただの神秘家ではないと実感。三島、寺山、乱歩、大江(名前を挙げればきりがない)など著名人と交流があったのも頷ける。男性は繊細で、妬み深い。女性は精神が強く(太く)、言い訳じみた言動が多い、結婚しない人よりも覚悟なしで結婚した人のほうが不幸であること、美の頭打ち、少年法の、似非インテリの功罪など現代社会問題への鋭い解答から、日常を幸せに生きるための秘訣まで、あらゆることにかんして氏は言及している。ホモセクシュアルである氏は、かつて明治以前にあったお小姓を現代に復興させるという同性愛者に与した活動を牽引し、そのことで国賊扱いされたという。私は以前から、女性でも男性でもない、ハイブリッドな同性愛者は何かひとつ頭の抜けた人物が多いと感じていた(例えば三島、ソクラテス、ワイルド、ダヴィンチ・・・)。なるほど、男性の繊細さと女性の強さをもっている彼らは天才であろう。そしてそれを完全に昇華し自分のものにした美輪さんは凄い人物なのであろう。同性愛者ながら、徹底的な男らしさにこだわった三島も凄い人物だが、やはり美輪さんの前ではその男の「弱さ」というものは拭えず、霞んで見えるのだ。