- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
ノンフィクションと華麗な虚偽 村上春樹の地下世界 みんなのレビュー
- 久居 つばき (著)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:マガジンハウス
- 発行年月:1998.4
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
「華麗な虚偽」が『アンダーグラウンド』にも生かされているのでは疑惑!
2002/05/16 11:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ホセ・マッチョス - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹への大いなる愛がにじみでている前2作とは少々趣が変わって、本書では『アンダーグラウンド』への大いなる疑問や不満が、多少辛辣な文章によって書かれています。悪意とさえ思えるほどに。しかし、これも愛情表現のひとつなのでしょうか。
早朝のジョギングから始まる優雅な日々を、大磯の片田舎で満喫している(であろう)村上春樹が、いったいどのような動機でどのような主張をもって、このような作品を書こうと思ったのか。それを考えると、著者にはどうも「むむむ」と思えることばかり。そのモヤモヤから、前回までと同じような、著者独自の探偵のような捜索が開始されます。今回は捜索の結果に納得するとともに、笑えるところもたくさんありますよ。
第一話が「動機捏造疑惑×「私」とは?」で、第二話は「詭弁、商魂、自己都合」と続きます。なんとなく、どんなことが書いてあるか伝わってくるでしょ? 春樹作品を貫く「華麗な虚偽」が、ここノンフィクション作品であるはずの『アンダーグラウンド』にも生かされているのでは疑惑!
やっぱり著者は、この作品に限っては、村上春樹に呆れてるんでしょうねえ。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |