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紙の本
過激な日本論
2009/04/10 18:01
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は事実上社会主義経済であり、その仕組みは崩壊せざるをえないという内容。10年前に出版されたものだが、現在の日本は、この内容とは反対の方向へ行こうとしているようだ。このまま沈没していくしかないのか。
赤字国債の問題について、四つの案が書かれている。その中の一つに、日銀がどんどんお金を刷って国債を買い入れて超インフレを起こすというものがある。
超インフレになると国債の金利も上昇するので(インフレ率以下だと市場で売れない)、利払いが加速度的に増大して支払が追いつかなくなると思っていた。
しかし、この著者が言うように日銀が買い入れるとすると非常に低い金利の国債を買わせることができ(あるいは払う必要がないか)、超インフレで国の借金の負担割合が激減する。
70兆円の現金が流通している現実の日本に、国債の代金5~600兆円が流れ込んだら、すごいインフレになるだろう。しかし、デフォルトするよりましだし、政治的にも実現できる可能性が一番あるのではないか。
日本政府はとことん追い詰められたところで、このようなとんでもない政策を実行せざるを得なくなるだろう。現に、2009年度の財政収支は税収より新規国債の発行額の方が大きくなるという予想が出てきている。これは完全に借金地獄に陥っている。低金利だけがそれを支えている。
このような超インフレで損をするのは、インフレに弱い預金や債券を持っている人たちだ。持っていた預金の価値が10分の1や100分の1になる。以前、ある大臣が「日本には1400兆円もの個人金融資産があるので大丈夫」と発言していたが、こういうことなのだろう。
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