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題で揉めたことで有名。
出版社は商業主義的に、ワールドカップに合わせてやらせたかったらしいが・・・。
筆者とは面識あり。
この題は、個人的に、筆者の「イナット」ともかぶらせてるんだと思う。
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これは色んなことがあって、キツい時には必ず手にとる本です。
この本に出会わなければ、私はきっと違った人生を歩んでいたと思います。
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★切り口の妙★ユーゴスラビアを描くのにサッカーという意外な視線を持ってきたことが最大の勝利だろう。テーマと切り口について、改めて考えさせられた。
本を読む人のほとんどはおそらく(コアな)サッカーファンだろう。僕のように東欧の現代史について恥ずかしながら疎い人間にとっては民族間の争いが生じた背景などの説明がもう少し欲しかったが、それでもなお引き込まれた。ストイコビッチのすごさが何となくしか分かっていなかったのを補ってくれたし、ピクシーというあだ名の語源が「妖精」ではないことや、「切れやすい」という日本での評価とは全く異なる欧州での認識など、新鮮なことが多かった。
そのうえでサッカーでは旧同胞を応援するだろうという著者の甘い期待が裏切られることで、ユーゴ問題の根深さをきちんと伝えてくれる。
文章の書きぶりとしては、著者が2か所ほど第三者として登場するのは、気持ちは分かるがやや上滑りだったかと。