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短編集。女の執念が詰まった物語の数々。表題作『夜離れ(よがれ)』は、当たり前のように思い描いていた人生どおりに歩んでいない自分に、一念発起して軌道修正を図るも、やっぱり思う通りにはいかない話。『祝辞』では、男には見えない女のあくどさを、結婚式と言う舞台でぶちまけられるブラックコメディー。『髪』は、嫉妬が怨恨に変わっていくスリラー調。誰もが持っているけど理性で抑えているであろう感情が暴走しだす様に、ぐいぐい引き込まれる。
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乃南アサの短編ミステリーは、本ごとに大きなテーマがあるのが面白い。この夜離れのテーマは、女の嫉妬や執念・・かな。
今まで読んだ乃南ミステリーの中ではかなり怖さ度高めです。「祝辞」「青い夜の底で」の2編は特にゾゾーときたなぁ。
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女の執念を描いた短編集。
結構ぞっとします(^^;)。。
「祝辞」、こわいなー。幸せの絶頂であんな祝辞もらったらもう駄目でしょ。泣。
同性には嫌われないように生きたいわ・・(T_T)と感じた本w。
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アサさん短編ミステリーサスペンス。
あれ?これ全部女性が主人公だった。それも独身の。
結婚は必ずしもゴールじゃないし、したからって大成功勝ち組
ってわけじゃないのにね…(^_^;)
ねたみ、羨み、コンプレックスの裏返し。
負の感情から生まれる情念の強さたるや!!
おそろしや~。
いやいや面白かったです。
願わくば、すべての話で後2ページくらいずつ
続きを読みたいな。
結果はちらつかせつつ全部見せないっていう・・・そこがミソ。