紙の本
みがかれるのは車だけではない
2002/02/26 23:15
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投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、とにかく車への愛に溢れている。しかも外国車ばかりずらっと。その繊細な表現振りは、素直に書いているのだなと思わせる。そして、車をより表現するために、1つの車に1人の女性を登場させ、主人公とのやりとりを描くことによって、車の特徴をより引き出している。だから決して、これは単なる恋愛ストーリーではない。
車への男の愛着は単純なもので、宝物を大事に抱えた子どもにすぎないとも言える。また、主人公が、さまざまな車との出会い、女性とのかかわりを経て、成長していくのが明らかにわかる。
磨かれているのは、車ばかりではないのだ。
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五木寛之さんには珍しい作品。
恋と車は青春の象徴のようなもの。「2CV」が雪の坂道を登って行く姿はなんとも言いがたいです。
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10.29読了。古い本ではあるけど、心地よく進んでいくストーリーに安心して読み進められた。青春恋愛小説の名作と言われるだけのことはあるかな。
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ひとつひとつが短編になってて読みやすいけど、全部がつながってる。車に詳しくない私には、実際のところ主人公がどんな外観の車に乗ってるかがわからなかったけど、全てに物語があるんだなというのは、わかった。車好きな人にはオススメの一冊。そのときに乗っていた車には、きっと思い入れと思い出があるはずだから。
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心に響いたり何かを残したりする内容では決してないのですが、読んでいて心地良くおもしろいのでつい何度も(と言っても数年に一度ですが)読み返してしまう小説です。時代はだいぶ古いですし車好きでもありませんが今読んでもおもしろいです。
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「雨の日に車をみがく」、いかにも車好きって感じですね(^-^)五木寛之さんが車にいかに凝っていたかがよ~くわかります(^-^) 車と恋人の小気味よい短編集です。私もたまには洗車しなくては(^-^)
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赤じゃないけど白いシムカに乗っていた事もあり読了。アースミュージック&エコロジーのCMに出ていた白いシムカ。
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かわいい年下の男の子に借りた本。読み進めながら「なんでこの本を読もうと思ったんだろう。背伸びしたかったのかな」など愛しさがふつふつと込み上げてきてしまい、集中して読みきれませんでした。私も19,20歳の頃山田詠美の本を読み耽って、大人の感性を持ち合わせてる"つもり"だったなと懐かしさを感じました。カタカナが苦手なのと、車に詳しくないのと、そんな事情もあり内容に対する感想はあまり持てなかったけれど、思い出に残る本になりました。この先の人生でふと思い出すんだろうな
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父親から受け継いで、私が車が好きになった根底かも。
五木寛之の車の表現は当時小学生だった私に大人の世界を覗いてる感じがすごく大人びて見えた。
四季・奈津子にも出てくるSAABの表現は今でも大好きな描き方。