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2013.9月。
初めての育児に分からないことだらけ。いろんな情報を得ることで「こうしなきゃ」「普通はこう」「うちの子ちょっと違うかも」なんて考えがち。でも、この本に出会って、「この子と向き合って毎日過ごせば、この子が全部教えてくれるんだ」と気づかされた。ついついイライラしがちな毎日。そんな時またページをめくりたい、手元に置いておきたい。
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子育てを楽しむために、少しのアドバイスをもらう。
人と育ち会う育児…いまは、物質的に豊かになったおかげで、人との交わりの絶対量がたりないのだ。私たちはどうしたら人と一緒にくつろげるかということを多少「努力」してでも、試みてみることがひつようではないか。家族だけでの旅行もいいが、お隣さんを誘ってみる、しんせきとでかけてみる。子供の社会性を育てよう。せめてなん家族か一緒に、遊園地や動物園に子どもを連れていくことくらいは、自然にできないと、子どもを社会人に育てるのは難しいのではないか??煩わしいとか、いわずに。人の子どもを預かると事故が、とか思う時点で、何事も安易に済ませようとしていませんか??自分の子どもを人様に預けよう、人様の子を預かろう!
子どもをありのまま受けとめて待つ!
ソーシャルレファレンス、誇りの感情、育つのは六ヶ月から二歳。高速道路路肩、自転車置場。今の康太郎は、ソーシャルレファレンスが一番育つ時期!ありのままの康太郎を受け止め、待つ!助ける!
乳幼児期がうまくいけば、学童期、思春期なんて惰性!子どもはだれかに全面的に受容されないと、前に勧めない!大人もじゃ。
子供は寝るとき、知ってる人の顔が見えなくなるから、すごーく、怖いのだ。だから、泣きわめくのか、とってもなっとく。
マザーテレサ
豊かな国ではパンがなくて死ぬことはないでしょうが、寂しくて死ぬ人がたくさんいるでしょう。
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初めて子どもをもつお母さん(お父さん)、この一冊さえ読んでいれば安心なのではないでしょうか。児童精神科医の佐々木先生が、優しい語り口で子どもへの向き合い方を教えてくださいます。私はこの本を読んで、我が子が小さいうちはうんと甘やかしてやろう(過剰干渉とは違います)と思いました。
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地に足のついたアドバイスと繰り返しのメッセージ。読んでると子育てが楽しみになってくる。たぶんそう思うっていうこともよいことだ。いとこのおねえさんに教えてもらった本。
乳幼児期の育児の基本原則は、可能なかぎり子どもの要求を満たしてあげるように心がけながら育てること。望んでいることをしてあげることと、望んでもいないことをする過剰干渉は、違う。なにを望んでいるのか、わかってあげる、考える過程を、楽しむ。夫婦仲良く、困ったことは人に相談して、子どもどうし関わる機会をもつ。妊娠中の母親の気持ちと赤ちゃんのつながりの話も面白かった。実際みえるらしい。一章一章勉強になることが多い。
名著。
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乳幼児期は子どもの要望をできるだけ叶えてあげることで信頼感が育まれ、子どもは課題を乗り越え、健全に育つことができ、人間性の基盤が形成されるという佐々木先生からのメッセージ。
印象的だったのは、甘やかすと甘えさせるは違うという話。夜泣きしても3日くらい手を出さずにいると、泣かなくなる赤ちゃんも出てくる。ほらあやしすぎるのは良くない、子供の自立を遅れさせると主張する人もいますが、それは自立心がついたのではなく、諦め易く打たれ弱く育ってしまうことが多いんだそうです。
出来るだけ子供の声を聞き、可能な限り叶えてあげる。家事などですぐにできない場合は、「順番」を教えてあげる。それで「待つ」ことを覚える。赤ちゃんが笑顔の時は一緒に笑って喜んであげる。目一杯甘えさせて親や周りの人達を信頼させる。それで子供は挑戦や自律ができる。
おもちゃを好きなだけ与えたり、出来ることを親が代わりにやってあげる「甘やかし」とは違うこと。
※これは自分と時間に余裕がないと誤りそう(*_*)
エリクソンの「発達段階」を背骨に書かれいて、「生涯発達の理論」で書かれていることは育児だけじゃなく、人材育成・マネジメントの視点で読んでも学び・気づき・知見が得られるんじゃないかなぁ。
面白かった☻
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2014年2月1日読了。どこの児童館にも置いてある、育児書の定番。新生児期には特に「子供の欲求を充たしてあげる・あるいは充たそうと最大限努力する」ことが重要で、赤ちゃんの「欲求を充たされた」という感覚が、その後の基本的な人間への信頼感というものの醸成につながる、というのが主張。そのような信頼感が育っていない早期に「甘えさせない」「きびしくしつける」という行為を親がしてしまうと、それは子供に我慢強さ・忍耐を設けるというよりも、自分でものを考えることを放棄し親や他者に判断基準をゆだねてしまう「他律的」人間となってしまったり、基本的に人間を信じられず、完ぺき主義的に自分のルールから逸脱できない・または人が見ていないところでルール違反を繰り返すような人間になってしまうケースが多い、ということか・・・。子供を信じて、子供が自ら学ぶのを「待つ」、それが教育なのだろうか。「ほんとにそうか?もし失敗したらあんたが責任取ってくれんの!?」と思わないでもないが、一つ重要な指針を得た気もする。読んでよかった。
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読んでいて、「あっ、そういうことだったの」「あるあるこんなこと」っていう納得・発見が目白押しだった。私の中の育児バイブル決定。読みながら、著者の子供への温かい視線・愛情が伝わってきて、はたして私はわが子にこんな愛情をもって接しているだろうかと、いろいろ考えさせられた。育児に対するハウツー本ではないけれど、もっと大切なことを教えてくれる本。手元に置いておくべきかしら。
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こういうのを読むと、子どもに優しくしないといけないと思います。
まあ、長続きはしないのですが……。
まあでも、短い間だけでも、そういう気持ちにさせてくれる、心をホッとさせてくれるというえのは、大切なことだと思います。
しあわせな子どもを育てるためには、自分がしあわせでなければならない。
実は、わたしはけっこう子どもに厳しい人です。
人間的に余裕がないのかもしれません。
好きなので、すぐにくっつきに行ったりはするんですけどね。
子どもと接する機会のある人は、読んでほしい本です。
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とてもいい本だった。長年児童精神科医として働いてきたおじいさんが、子どもを持つ親や保育士さんに優しく語りかける本。育児におけるQAやノウハウではなく、心の持ち方を教えてくれる。
子どもの望んだことはできるだけ満たしてあげれば、人を信じられるように成長していく。それが全体のメッセージ。子どもに対してどんな風に愛情を注げばいいのかを教えてくれる。
一部、ほぼ嘘と証明された狼少女の話をファクトとしていたり、昔の子育ては良かったという言論が見られるけれど、この本が持つメッセージは勇気づけられるし、暖かくて涙が出てくる。
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すごく勉強になった。こどもの希望にたくさん応えてあげられるやさしいお母さん。この本を読んで自分の目指したいと思う母親像がはっきりした。講演内容を編集しているものなので、集中して読まないと内容がつかみにくい部分や重複する部分もあるが、育児に悩んだ時は何度でも読み返したい本。
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児童精神医学博士が書いた育児の基本。論文、統計データなどが盛り込まれており、科学的な根拠がちりばめられている点が特徴的である。乳幼児期は人格の基礎を作る時期。特に人を信頼できる性質は子供の乳幼児期に望んだことを満たしてあげることが大事であり、人を信頼できることが自立心の芽生えにつながる。この満たされる感情を持てないと、不信につながり成長したときに大きな反動(反抗期など)となって帰ってくることも。甘やかすと甘ったれになるというのは迷信だと。他にも示唆に富む内容が一杯なので、乳幼児期のお子様を持つ親にはぜひ読んでもらいたい。
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妹が出産しました♪
何でも読みたがりの私は、育児書も読んでみました。
そしたら意外に面白くて。
普通はお母さんが実用書として読むのでしょうけど、子供のいない私は、人の心の成長の過程などが興味深くて、育児書って読み物としても十分面白いのね、と意外な発見でした。
以下備忘録。
乳児期
信頼する感情が最もよく育つとき。
それが、人を信じ、自分を信じられる基礎になる。
↓
いくらでも甘えさせ、すべての要求を満たしてあげる。しつけはこの時期必要ない。
幼児期
自分で感じ考えたことを十分やらせる。
感性の取得。好奇心、意欲的に考え行動する時期。
↓
自分をコントロールできるようになる。自立性が育つ→仲間と遊べるようになる。
小学生
道具や知識や生活体験を仲間と共有し合う。
社会性、勤勉性を身につける(社会や個人から期待されることを自発的かつ習慣的に行動できること)
友人を広く浅く、量を持ち、交流した体験を多く持つことが大事
思春期
アイデンティティーの確立の時期
広く浅かった友人関係が一転、親密な友人関係が必要になる。
自分と似ている友人を通し、自分をみつめ、自分を知る。
自分の本質を知り他人との違いを知る。
若い成人期
親密性
人を尊敬、敬愛する。人に感謝する気持ちが育つとき。
各時期を乗り越えないと、喜びと悲しみの感性が希薄になる、一方で怒りを強く感じやすくなる。
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妊娠中にこの本に出会えて良かったです。
子どもが自分は愛されている、守られていると思える子育てを目指します。
そして、習い事より身体を動かすこと、友達と刺激しあうことが大切ということを、乳幼児からの教育で迷った時に思いだしたいと思います。
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まとめると、子育てに大事なのは
①とにかく依存経験を与えること。そうすれば子どもはひとりでに自立していく。
②知識ではなく情緒を育てるべき。生きていく上で重要なスキルは知識では無く、人格。そしてそれをはぐくむには幼児期の土台がとても大事。
③ただし、やり直しはきく。それは大変なことだけど諦める必要はない。
これが、アメリカの最新の教育論を書いたポール・タフ著「成功する子、失敗する子」に恐ろしく共通していることに驚きました。
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幼児期に子どもの要求に全て、モノを買う以外は、応じてあげる事が大切。満たされた子どもは自己肯定力が高い。