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hontoレビュー

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カラフル みんなのレビュー

  • 森 絵都 (作)
  • 税込価格:1,65015pt
  • 出版社:理論社
  • 発行年月:1998.7
  • 発送可能日:購入できません

第46回産経児童出版文化賞 受賞作品

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みんなのレビュー581件

みんなの評価4.3

評価内訳

581 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

うまさと深さと軽さのほどよい関係

2002/05/23 22:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは凄いわ、うまい。読んだ後思わず唸ってしまうような作品。ネタ自体
はそう珍しいものじゃない。未読の方もいると思うのでぼかして書くと、何
らかの罪を犯して死んだ少年が、へんてこ天使の導きによって、下界で他の
少年の体を借りて生活をするというハナシ。それも期限つき。文中ではホー
ムステイとなっているが、このあたりの言葉の選び方もセンス抜群。

勘の良い人ならこの物語の謎(オチ)はすぐに気づくだろうし、どういった
テーマで物語が展開されるか、うすうす見当もつくと思う。きっと作者はこ
ういったことを書きたいんだろうなぁ、と序盤の方で気づいたとしても、そ
れでも読んでいてぴっ、と心の琴線に響く部分がある。

キーワードは「カラフル」。読後、このタイトルに込められた作者の意図が
キチンと伝わってくるというのは、やはり書きたいことがしっかりと書けて
いるからだろう。児童書だからといって甘いだけではなく、母の不倫や援助
交際などの現実の問題もきっちりと描きながら、だからといって小難しい物
語になっているかといえば、そうでもない。どちらかといえばコミカル。

もう、唸るしかないのだ、これは。

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紙の本

思春期の人に是非読んでもらいたい

2002/04/15 22:23

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投稿者:オレンヂ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表紙が気に入って立ち読みしてるうちにこの本の虜になってしまい、気付いたら買っていた。家に帰ってじっくり読んだら泣けてきた。主人公の気持ちが痛い程胸にしみて。それはやっぱりあたしも体験したことがある経験を主人公も経験しているからかなぁ…生きていくうちに人間は様々な壁にぶつかる。でもそれでも簡単に逃げ出そうとはせずに、少しでも立ち向かうべきだと言う事をこの本から学びました。

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紙の本

生きるためには何が必要か?陳腐な問いだがその答えはこの本の中に。

2002/04/12 19:33

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投稿者:朱鷺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「あなたは再挑戦の抽選に当たったラッキー・ソウルです!」死んだはずの「僕」の魂の前に、天使が現れて言う。そして「僕」は真という少年の身体を借りて、現世に再挑戦することになる。

 率直に言って、こういったタイプのテーマを児童文学という分野扱うと、「子供だまし」になってしまう感が否めないと私は思う。しかし、この本は違う。というか森絵都は違う。「生きることとは何なのか?」…まてまて! 問題はそこじゃないぞ、と著者は問い掛ける。そう、私たちも本当は気付いている。私たちが生きるのは目的のためじゃないのだ。HOW! どうやって、今を生きるかだ。

 さて、ラスト。んもう、伏線だらけなので「僕」と「真」の関係はとっくにわかっている。そうじゃなくてはこの物語自体の意味がないからだ。不覚にも涙が出た。やられたなって言う感じだ。うん、ほんとうにやられた。

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紙の本

森絵都さんのパワーの凄さを感じる一冊

2002/04/02 09:13

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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大きな過ちを犯し,輪廻サイクルから外されるはずだったぼくの魂が,再挑戦の抽選に当たり,危篤状態の「真」の身体に入りこみます。1ページ目からこの軽さ,読書の苦手な中高生でもすんなり読めます。

 思春期の子どもたちは,人から指摘されたからと言って,素直な気持ちではなかなか聞いてくれません。でも,「真」の身体を借りている「ぼく」だから,「真」の悪い所を素直に受け止め改善できます。チビで友達もいない,嫌いな「真」を完全に受け入れることが出来た時,「ぼく」は,前世で起こした自分の過ちに気がつきます。「ぼく」のガイド役,天使の「プラプラ」の存在も物語をより一層引き立ててくれます。

 自分一人の世界にこもって,悩んでいたら,どんどん悪い方へ考えて行って,取り返しのつかない事になります。真の自殺もそうです。軽いながらも,訴えることはずばっと訴えている森絵都さんのパワーの凄さを感じる一冊です。

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紙の本

笑えるところも泣けるところもある。いい本!!

2001/12/28 17:28

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投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本大好き! ユーモアがあって、でも感動もする。変な天使の登場からぐんぐん話に引き込まれる。最後オチというか、結末が見えている部分を差し引いたとしても読む価値があると思う。
 私は母親が主人公に書いた手紙にすごく良く主婦の気持ちがでていると思った。人の気持ちを暗くなりすぎることなく、でもきちんと描いていると思う。

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紙の本

カラフルな世界で。

2001/11/17 13:03

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投稿者:GAKU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これは児童書にしておくのが本当に勿体無いくらい、立派で感動できる作品です。
 そして、私が生れて初めて、本を読んで泣いた作品です。

 自分を変える事は難しい。
 それなのに、この作品中では「死」という転換期を境としてホームステイで自分を変える事になります。
 色とりどりのカラフルな世界だからこそ自分を見失っていまうことがありますが、実はどれも本当の自分なんです。

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紙の本

心を幸せにしてくれる本。

2001/02/23 01:32

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投稿者:叉葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本の簡単なあらすじは、大きなあやまちを犯して死んでしまった「ぼく」は天使から突然「抽選に当たりました!」と言われ、前世の記憶もないまま他人の体を借りて下界に舞い戻らなくてはならないと言われます。もちろん辞退は出来ません。犯してしまったあやまちの度合いによって、借りる他人の環境も変ってきます。「ぼく」は「小林真」という中学3年生の自殺した少年の体を借りて下界で生活し始めます。そして、「小林真」を通して、家族や学校の友達、受験など、いろいろな事を体験するのです。
 作者は「小林真」の中学3年生という微妙な年齢と内向的な性格、家族の「真」への態度や想い、学校生活や受験など、私達にとっても、とても身近と思えるものを題材にして、「ぼく」の感情の移り変わりをわかりやすく伝えてきます。また、天使を「プラプラ」という名前で、とてもユニークなキャラに仕立て、「ぼく」のガイドをするというのも、とても話に入りやすくしていると思います。
 「ぼく」はまったく記憶のない状態で「小林真」の体に入ります。つまりは無色なのです。突然生きる事を選択させられ、まったく何もない状態、無の状態から、生きる事に対して、どうしたいか、どうなりたいかという「ぼく」の感情を色で表現しようとしているように、私は本を読んで感じました。
 この本は、小学生や中学生も読みやすい本だと思います。子供の、思春期の感情がとてもわかりやすく描かれています。身近に感じるような題材を使っていたり、また天使の「プラプラ」や、他人の体を借りるという、ファンタジーな雰囲気もあったりするからです。また、一番読みやすい理由として考えられるのは、とても気の重くなるような話ではなく、始めのあらすじにも書いたように、「抽選にあたりました!」という表現からコメディーな感じを読者は受けるからだと思います。読み終わった後も、とてもあたたかくて満足出来ます。この本は年齢層に関係なく一度読んでみて欲しいです!

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紙の本

感動する本に出会えない、と思っている方へ

2000/07/18 23:01

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投稿者:akane - この投稿者のレビュー一覧を見る

思春期から遠ざかるにつれて、あんまり感動する本に出会えない。

本の選び方が悪いのか、感性が鈍ってしまったのか、たぶん後者のような気がする、と不安になっていたこのごろ、ひさびさに鳥肌がたつくらい感動した。

ものの見方はひとつじゃない。
今自分に見えてるものがすべてでもない。
せかいはとってもカラフルで、きれいな色やきたない色であふれている。

その世界での、ほんとに短い人生なんだから、ホームステイするつもりで自由にやってみよう、と素直に思えます。

ほのぼの、でもとても勇気づけられる、素敵な本です。

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紙の本

まだやりなおすには遅くはないのかも

2000/07/13 15:26

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投稿者:shaka - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「おめでとうどざいます。抽選に当たりました!」

 そう言って僕の目の前に現れたのは、見ず知らずの天使だった。どうやら僕は前世での行いが悪かったため、魂の輪廻のサイクルから外されてしまうところだったらしい。しかし、良く分からない抽選でもう一度チャンスを与えられた。
 これから下界で他人の体に乗り移り、その人として暮らす。そして一年以内に自らの前世の過ちを思い出すことが出来たら晴れて輪廻のサイクルに戻れる、とそういうことらしい。

 「このように一時期他人のからだの乗り移ることをホームステイと言います」

 天使はとぼけた顔でそう言った。
 そうして僕のホームステイ先となった体は中学三年生の小林真。彼は内向的で(ハッキリ言ってネクラ)、背が低く、いじめられっこだった。そんな彼はとある理由から自殺未遂(未遂じゃなく死んだんだけど)していた。その体に僕が乗り移ったというわけだ。
 想像以上に荒んだ真の周りの環境。家庭、学校、友人全てに見放された真(僕)はとりあえず生きていくことになるのだが…。


 中学生という多感な年頃に訪れる、平凡で非凡な生活。真である「僕」は、その生活に嫌気がさしながらも生きていかねばならない。そして、少しづつ、少しづつだが変っていく真とその環境。些細なことなのだが、それが妙に心を打つ。
 誰にとっても遠くて近い出来事。決して経験したわけじゃないが懐かしくなる出来事。どこかでであったような人達。そうした生活の全て、当たり前に見えていたものが当たり前のものとして認識できることの大切さ。
 簡単なことだから気づかない。だからこそ気づいたときには大切なもの。
 生きていくってことは簡単だから難しいのかもしれない。

 フォントは大き目で、平仮名が目立つ。なんだかそれが逆に新鮮でいい気持ちにさせてくれる。大人になってしまったような気がしていた自分が、まだ遅くないんじゃないかと思えるそんな素敵な一冊だった。
 簡単に、シンプルに、そして平凡に生きていくことに不安になったあなたに。

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紙の本

絶対オススメ

2000/07/12 14:44

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投稿者:nao - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近まで、書店で児童書の担当をしていたわたしですが、お客様に「小学校高学年から中学生くらい向けで、何かお薦めの本、ありますか?」ときかれたら、まずこの本を紹介していました。

 この本の良いところは、読者を選ばないところにもあると思います。本好きの子はもちろんですが、普段本なんか読まない子でも(もちろん大人も)すんなり読めてしまう内容だと思います。「一気に読めちゃうけど、でも心に引っかかる」そんな素敵な本です。

 個人的には、同じ著者の「月のふね」の方が好きなんですがこちらは万人にお勧めではないかもね。

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2003/06/13 19:15

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2004/09/29 17:55

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2004/10/13 15:36

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2004/10/24 20:24

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2004/11/12 22:14

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