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スパイラルが好きだったので。
おお、思ったよりグロイです。
アイテムのリアリティはともかく
謎解きとしては
しっかり地に足がついていると思います。
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マンガ原作もされておられる城平京先生の小説です。当時から運命をテーマにした小説を書かれていたことに、作家性を感じます。
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意味のわからない小道具や設定をさらっと出してくるところがのちのスパイラルにつながるようなつながらないような。あと「名探偵」についてのこだわりとかもデビュー作から変わってないんですね。なんとなく地味だけど面白い。
城平京が完全に漫画原作の世界に行ってしまったのはちょっと残念だったのかもしれない。いや、でもやっぱあまりに地味かも。螺旋ファンなので色眼鏡で見てしまうなあ
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「この人の名前、『平城京』に似てるなあ」と思ったら、やっぱり奈良県出身だ(笑)。
「メルヘン小人地獄」と「毒杯パズル」の二本立て。連作中篇のようなものかな。というより、前者は後者の前置きだったのか! その前置きがあまりにも「前置き」らしくなく派手派手でびっくりだけれど、あくまでも本質は第二部のほう。個人的には第一部好きなんだけどね。見立て殺人だし♪
事件を解くことで起こる名探偵の悲哀。それでも「名探偵」であり続けなければならない宿命、というのは他にもあるかな。だけどやっぱり考えさせられるテーマでもあるよなあ。その点において、このタイトルは印象的。
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私は受け付けませんでした。
話を受け付けない、というわけではないのよ。最初に、「メルヘン小人地獄」というとんでもない毒薬がでてきて、それをふまえて(毒薬の存在が定義されている)…ということなんだけど、この毒薬が…受け入れられなかった。
この毒薬、出来る過程(というの?)を童話で書かれてるんだけど、いやもうこれが気持ち悪くてねえ。読んでてこんなに気持ち悪くなったのは『眼球奇譚』の『特別料理』以来ですよ。よく最後まで読めたと思います。永久封印してもおかしくなかった。
でも、この話って、トリックだとか謎だとかその毒薬だとかに焦点があるわけじゃないんですよね。
瀬川がなぜ「名探偵」なのか。「名探偵」であるがゆえの、彼女が「名探偵」であったから起きてしまった事件、それに対しての彼女の苦悩、影。
それが全てといってもいいかも知れない。それを中心に話が構築されてる。
評価や好き嫌いは分かれそうな気がするなあ。
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*購入→寄贈
読後感はやるせない、暗いものでした。
名探偵、の苦悩などに触れており、探偵モノとしては着眼点は面白いのですが、結局たいして良い答えは出せなかったと感じています。
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殺人現場、遺体の描写はかなりグロテスクである。
しかし、ストーリー構成、特に二部構成である理由には納得させられた。
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大好きな漫画「スパイラル~推理の絆~」の原作者の本ということで読んだのがきっかけ。やっぱりスパイラルの原作者だなぁと納得行く内容。異様で不気味な世界観と、「名探偵」瀬川みゆきの哀しい人間性が、どこまでもハッピーエンドになれないラストまで絡み合っていて一気に話の中に引き摺りこまれました。是非続きも出て欲しい…けど最果ては迎えてるんだよなー。そんな意味で完結した物語なので読み応えありました。
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名探偵というと男を想像していたので、登場した名探偵が女性でちょっとビックリ。手がかりによって、真実の見え方が次々と変わるのはこの作者の原作漫画と同じく好きなパターン。この作者の小説を他にも読みたいので、アライブの小説版を古本屋で探す事にします。創元推理文庫の装丁に問題がある気がします。裏表紙だけ読んだら買わなかったなぁ。
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城平さんは最初から城平さんだなと。でもなんだか思いっきり肩肘張って書いてるような文体かな。笑いも入れてないしね。あのスパイラル小説版の「笑える本格ミステリ」感が大好きなんですよ。
もっと小説書いてー。漫画原作ばっかりじゃなくて小説書いてー。
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二部構成のミステリー。ややあっさりした感のある謎解きの一部に対して二部は二転三転するストーリー。そんなに長い小説ではないのだが、十分満腹感のある仕上がりになっている。名探偵が商売と言う肩書きの人物はミステリー界でも貴重な存在になりつつあるが、これほど陰のある名探偵は初めてだった。その理由もしっかり描かれているので、不満感はない。シリーズ化されると面白かったのだろうなと思った。
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城平京氏の長編ミステリーデビュー作。
「スパイラル ~推理の絆~」というコミックから同氏を知った1人だが、
この小説を読んで、完全なファンになってしまった。
ミステリーとしての完成度云々の話ではなく、個人的な趣味にピッタリ合致した。
「メルヘン小人地獄」という架空の毒薬と、
その毒薬になぞらえたグロテスクな歌を用いた展開の奇怪性、
事件に挑む孤高の女探偵、二部構成で問われる謎、
妙に美味しそうなオムレツの描写、儚き少女との交流、
そして訪れる結末まで、どれを取っても幻想に溢れている。
第二部で問われる問題「誰が何のためにポットに毒薬を入れたのか」は、
第一部が伏線となっていて、本格派ミステリーとしてもフェアに挑める問題だが、
「何のために(ホワイダニット)」の正解には、ただひたすら驚き、感嘆した。
メジャーとはいえず、誰にでもオススメというわけではないが、
マイベストミステリーとして挙げたい1冊。
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『小人地獄』。それは最も完全に近いとされた邪法の毒薬―。
始まりは、各種メディアに届いた「メルヘン小人地獄」だった。
それは途方もない毒薬をつくった博士と毒薬の材料にされた小人たちの因果を綴る童話であり、ハンナ、ニコラス、フローラの三人が標的とされ仇を討たれ、めでたしめでたし、と終わる。
やがてその童話をなぞるような事件が起き、床には「ハンナはつるそう」の血文字が・・・。
そしてさらなる犠牲者が。
混迷する捜査陣の前に、一人の名探偵・瀬川みゆきが現れる。
2部構成になっており、第1部は上記のような内容。
そして第2部はその2年後、小人地獄が使われた事件が起き、またもや名探偵が現れます。
どちらかといえば、長い第1部のほうが前置き的な感じ。
以前から気になっていた作品でしたが、ようやく読みました。
いや、凄かったです。
ちなみに作者は、パッと見「平城京」みたいですが、「しろだいら きょう」さんと読みます。
物語の核となる小人地獄は完全犯罪可能な毒薬なのですが、これを使った殺人がメインではないところがミソ。
あくまでも小道具です。
そのため途方もない毒薬ですが、すんなり受け入れることができました。
導入部は江戸川乱歩のようで、昭和の香りがしてとっても好みの世界でした。
真相の二転三転も凄いですが、なにより驚いたのは探偵のスタンス。
これまた(私の中では)新しい探偵像でした。
事件の謎がとけて、めでたしめでたし。ばかりじゃないですよね・・・。
いやぁ、これは久しぶりに手元に置いておきたくなった作品でした。
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再読。
前に読んでから10年ほど経っているので、もう完全に中身を忘れていた。やはり傑作。
名探偵の祈り。
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『孤独な名探偵』
城平京といえば漫画の原作者のイメージしかなかったのですが、たまたま行った本屋で見つけて買ってみました。
当たりの一冊でした。
ノンストップで読みたい一冊ですね。
小人地獄っていう万能の毒薬とか、
マッドサイエンティスト的な感じとか。。。
全体からブラックな雰囲気が漂ってくるのです。
常に天気はどんより曇りという感じです。
狂った感じが好きなら絶対お勧めです。
そして、名探偵:影のある美人、病弱で可憐な少女と人物も花を添えてます。
続きがないのが残念ですが、あったらこの名探偵で是非書いてもらいたいです。