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紙の本
一人の女性の流転、衝撃のラスト
2001/10/24 21:16
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「わたしは、人を殺した」という独白から始まる物語。サイコ・セラピスト須山久美子のもとにかかってきた電話。誰ともわからないその電話の主はこう言った。「わたし、人を殺してしまったんです」。時を隔て視点を変えて描かれ、仕掛けられる叙述トリック。鈴木かおるという名前をめぐる謎は、ひとりの女の流転を描き、やがて衝撃的なラストへと雪崩落ちる。
叙述ミステリーなので、詳しく書くとネタバレになってしまうため、書けないのがもどかしいのですが、女性ならではの視点で描かれた物語は、まさに新津きよみらしい姿勢で貫かれています。ミステリーとしてだけではなく、まさに一人の女性の「流転」を描き出す物語。ラストシーンに、思わずぞっとしました。
初出「うたたね通信社」
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