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面白かった!天才的犯罪プランナーと四人の仲間が繰り広げるエメラルド盗難作戦。裏表紙に「不運の犯罪者」とか書いてあって、一体どういうことなのかと思って読んでいたら…これは不運だね。でも合計で5個の犯罪プランが立てられてどれも魅力的ですばらしいものだった。そしてキャラ。主役級から脇役に至るまでどれも魅力的。クライマックスも最高!
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泥棒ドートマンダーシリーズ第1作、これから読む人は幸せ。オフビート、シニカル、ちょっとほのぼの、そしてめちゃくちゃ面白い
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我が愛のウエストレイク。そしてドートマンダー。
ドロボウコンサルタントのドートマンダーシリーズ第一弾。
天才的なドロボウのセンスを持っているのに、いるはずなのに、依頼主、仕事仲間などが、えー、ちょっと、…や、かなり、「どうよ」 というヤツばっかりなので、なぜか、こう、イマイチ仕事運が悪いというか、そのー、…大儲けができない不遇の天才が主人公です。
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1970年の作品。かなり前に「我が輩はカモである」を
読んだ事があったのですがこの盗みの天才オーガナイザーの
「ドートマンダー」シリーズは初。そのドートマンダー・
シリーズの記念すべき1作目。
刑務所を出所したばかりの主人公「ドートマンダー」に
新たな仕事に依頼が舞い込む。その内容はアフリカの
小国の宗教的に重要な意味を持つエメラルドの強奪。
彼と4人のオカシな仲間でそのミッションを行うのだが、
様々なトラブルばかりに遭い、ドタバタ風なスラップスティックな
コメディ・ギャング作品になっています。登場人物も
少なく、かつ、愛嬌のある人物が多く、読み易いです。
40年前の作品なりのスピード感ですが、逆に忙しなさが
ないのがイイ。そして余計なものもなく、シンプルだし。
もっともっとドタバタでクレイジーでアホっぽい作品も
他にはあるんでしょうが、元々はホードボイルドの王道の
後継者作家だけにややクールなバランスが結果的にいい案配。
暇を見てこのシリーズ...探して読みたくなるなー。
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ずいぶん前の作品だけれど、面白いと紹介されていたので読む気になった。読み始めてすぐに、あ、これは当たりだ!と思った。スマートで軽いタッチのピカレスクもの、大好きなタイプなのだ。ドートマンダーという一風変わった名前の主人公が味わい深い。脇役も、カーキチやら鉄道模型マニアやら変なヤツばっかり。くすくすニヤニヤ笑いながら読んだ。解説によると思った通り映画にもなっているようだ。シリーズの続きはまだ出てるのかな。あれば読みたい。
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ユーモア・サスペンスの名作として有名。 連作ミステリの1つのひな形を作った作品なんだろう。 ただ子ども向けだな。いろんな意味で。
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犯罪小説職人ドナルド・E・ウェストレイクの代表作、『ドートマンダー』シリーズ第一作。
天才的犯罪プランナー、ドートマンダーとその仲間たちが、某国の政治的命運を握るエメラルドを、嫌になるくらい何度も何度も何度も何度も盗み出す。何度も。
絶望的に不運なドートマンダー、空気が読めない甥のケルプ、車と道路の話しかしないマーチなど、後々のシリーズまで引っ張れるキャラ立ちが見事。
また、コメディの質も決してアメリカンジョーク的ではなく、会話のすれ違いやグダグダ感の演出による和み系の笑いで、実に日本人好み。『ルパン三世』が好きな人なら結構イケるのでは。
ドートマンダー:デヴィッド・ボウイ
ケルプ:スティーブ・ブシェーミ
マーチ:クリス・タッカー
↑俺の脳内キャスティングなので苦情は一切受け付けません。
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1970年の作品で、ドートマンダーシリーズ第一作。40年以上前の古い作品だが、とても楽しく読めた。刑務所から出所した強盗犯の主人公が、アフリカの小国国連大使から頼まれ、宝石を盗む話。真剣に計画をたて、仲間とうまく進めていくのだが、なぜかなかなか宝石が手に入らない。仲間たちのキャラクターもよいし、国連大使もいい味だしてて、展開もよくて、もちろん一気読み。このシリーズ続けて読んでみようと思う。
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とにかく気楽に楽しめるウェルメイドなスラップスティッククライムコメディ。
読後感も爽快。キャラクター造形も見事で、これならシリーズ化は必至というもの。
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面白く読みはしたのだが、ウェストレイクの作品として見た場合、出来は良くない。ハードなクライムノベルの方が資質として合っている気がする。主人公を始めキャラクターは愛すべき人物なのだが、まだ薄い印象しか残らず、カタルシスも味わえなかった。次作からに期待したい。
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刑期を終え出所した犯罪コーディネーター・ドートマンダーの下に昔からの相棒・ケルプが大きな仕事の話を持ってくる。ドートマンダーは仲間を集めて目的のエメラルドを盗みだす計画を立てるが…
何とまあスマートじゃないクライム・サスペンスなのでしょうか(笑)。エメラルドを盗んでくれ、という依頼の元ドートマンダーたちは計画を実行していくのですが、どうにも毎回うまくいきません。
一回目の博物館襲撃で仲間の一人が捕まり、その後何度やっても捕まりこそしないもののエメラルドは手に入らず……。ここまで失敗しているのにドートマンダー自身は捕まらないのが、確かにドートマンダーはやり手なのだろうな、と思いますが……、でもこれだけ失敗してたら他の作品ならとっくの昔に消されていそうな気がしますが(笑)
彼の計画もかなり大胆なものが多く、話自体のテンポもよく非常に楽しく読めます。
会話の軽妙さもいいです。ケルプが依頼主の国連大使に計画の必要資金の交渉の席でのやり取りや、
病院に乗り込んだドートマンダーたちに対しそこで働く女医が言い放ったひと言など、笑えるものが随所に見られました。
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天才泥棒ドートマンダーシリーズ一作目。それぞれ癖のある4人の仲間とともに某国の国連大使の依頼で大エメラルドを盗み出すのですが…まず安易に仲間が捕まり、そんなことしたら絶対に…と思ったらその通りになって、と最初はちょっとがっかりしていたのですが、次々とやってくる不運と、それでもそれをなんとかしてしまうドートマンダーの頭脳と仲間のキャラにいつしか惹かれぐいぐい読み進めました。同じような繰り返しなのですがどんどん試練は厳しくなり用意する乗り物がどんどん派手になって笑えたし、ラストのオチもとっても良かったです。
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1970年に書かれた懐かしい雰囲気を持つ作品。
主人公の盗みの天才ドートマンダーは刑務所から
出てきてすぐにかなり困難な仕事を受ける。
4人の仲間とエメラルドを盗もうとするも
なかなかうまく行かず、エラーアンドトライを
繰り返す。成り行きで刑務所に盗みに入ったり
するところがとても面白かったです。
今の時代にはもう書かれないであろう小説かなぁと
思いながら読みました。
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面白い小説というのは時代を超越する、という典型だと思う。
1970年発表の作品だけど、とにかく痛快。
なんというか、とぼけた間がいい味を出している。
愛すべき悪党ども、と言ったところか。
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本当は凄い奴らなんでしょうけど、ちょっとお間抜けなドートマンダーとその仲間達!
仕事のやり方が、かなり大胆ですが、何故か憎めないのが、面白いところです。