浪華の翔風 みんなのレビュー

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投稿者：山村まひろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　与力の由比政十郎に陥れられ、切腹した芹沢藤九郎。
　娘のあやは母とともに大阪城の堀に身を投げる。母は助からなかったが、あやは大阪城代の教孝に引き取られ10年の時が経った。

　天保元年、城の堀に浮かんだ土左衛門と、その亡骸をねらう謎の賊たちについて探索を始めた「御城影役」のあやは、事件を調べるうち、由比が絡んでいることに気づき…。

　あやの教孝への思慕の情、暗躍する、謎の白髪の老人・赤穂屋。
　それぞれの志を貫くために戦い、もつれあった糸は、どこに繋がり、どのようにほぐれてゆくのか…。　

　美貌の弓月もかっこ良いんだけど、なぜか気になるのが赤穂屋だったりして(^^;)。
　こういう「飄々」としたおっちゃん、私好みなんだよね〜〜。(^.^)ホホホ。

　時代モノはあまり得意ではないのですが、この作品は本当に楽しんで読めました。