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地下鉄サリン事件から15年・・
事件を風化させてはいけないと思い読みました。
読み終えて・・・何だかとても悔しい気持ちになりました。
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宗教にはいろんな側面があると思いますし、オウムが宗教かどうかもよくわかりませんが、かくも沢山の若者男女が引き寄せられるということに、ただ恐ろしさを覚えました。林郁夫「オウムと私」、1998.9発行。
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地下鉄サリン事件の実行犯の一人であり医師である、林郁夫が獄中で書いた手記。600ページに迫るボリューム。
生い立ちから逮捕までをとても丁寧に綴った本で、著者がいかにしてサリンを撒いてしまうまでを克明に記している。
とても真面目な人であり、仏教の解脱によって世の中を良くしたいという理想を持って生きてきた、ある種夢想家でもあると思う。
仏教に精通した彼が納得出来る宗教団体はオウムしかなかったし、帰依できるグルは麻原彰晃しかいなかった。
殺人をもいとわない心理状態というか、信仰に至るまでの過程がとてもわかりやすく書かれていて、考えさせられました。
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教団幹部で医師でもあった受刑者による手記です。犯行に至るまでの心の動きを、克明に明らかにされています。犯行自体は許されることではありませんが、自身を高める手段として教団に参加したことについて純粋さを感じました。参加されていた方々皆さん最初は同じ思いだったのでしょう。それが犯罪に手を染めていく心境の変化と葛藤を、元医師らしい冷静な分析で記述されています。