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最初の方は話の流れが遅いし、おまけに分厚い本なので、大変だと思います。根性は付きますが(笑)でも、不思議と下巻まで全部読みきると、また読みたくなってしまうんです。こんな本は初めてです。
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外場(卒塔婆)村に盛大な火事が起きた・・・。物語は、終わりから始まりへと遡る。閉鎖的な村が豪奢な家族が引っ越してきてから、変わり出す・・・。上巻は、登場人物と“ムラ”での関係性がバンバン出てくるので、それを覚えるのが大変だった。人称が変わり、えっとこれはドコの誰だっけ?と考えてしまうこともしばしば。半ば過ぎに、猟奇的な殺人事件(とその描写)が起こり、どんどん恐怖心を煽られていく。
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読み始めは登場人物の多さに四苦八苦しましたが、ある程度まで読み進めると続きが気になって止められなくなります。
徐々に村が「何か」によって侵食されていく…その不気味な雰囲気が文章中のあちらこちらに漂っています。
上巻を読み終わると、すぐに下巻を手に取りたくなるはずです。
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完全なるホラーなのに、すごく考えさせられる。
とーっても長いけれど、先が気になって朝4時とかまで連日読んでしまった。
自分も地方のせまい地域で住んだからこそ、ひとごとだとは思えない。
せまい閉じられた地域っていうのは怖いなーと、ちょっと現実ともかぶった思いにとらわれた。
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次々に発生する死人、閉ざされた村…原因が明らかになった時は驚きました。怖いながらも、ついつい読みすすめてしまう作品。
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高校生の時に読んで以来、これ以上面白いと思える本には出合えてません。壮大で壮絶。
生と死と、正義と悪について考えさせられます。
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小さな山間の村での日常から非日常への出来事。
まだ話が始まったばかりで、さらに登場人物が多いのもあり、情感は辛いモノがあった。
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いろいろ書いたが、考えてみると前評判が良かったために緻密な完成度を期待しすぎたのもあったのかもな。詳しいレビューは下巻参照。てかさすがにレビュー長すぎだろうと思ってカウントしてみたら、2300字。吐血。
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普段は表に出てこない人間の底に触れる物語。怖いだけでも優しいだけでも汚いだけでもない、本能だけでも理性だけでもない、作者のきれいな日本語に支えられ、屍鬼の恐怖が描かれています。たくさん出てくる登場人物の中でも、夏野という少年の存在は思い出すだけで今でも胸がつまります。
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ゾンビものって昔から好きなんですが、これはゾンビじゃなくて起き上がりという新しい死の形をテーマにした作品。長編ですが先が気になってどんどん進む面白さ。
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長いけど、その長さがあとになって物を言う。下巻の畳み掛けるような恐怖と哀しみの連続も、上巻で多くの登場人物と村の概要を掴んでこそ効くというものです。途中で投げ出さないでください(笑) 小野主上の本はどれも好きだけど、これは好きという言葉だけじゃ間に合わない。あーん夏野……!(それか!)
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読んでいる間中、背筋に感じる不気味さがたまらない。いろいろな意味で怖い作品。その中にある人と人との繋がり、それぞれの愛情の形など、感じるところも多々。
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実家の祖母の生家はこういう村じゃないですか みんな、どこにでもいる隣人です うん、隣人でした。結末は示された訳ですが、誰もがどう生きるのかさらけ出されます。人生はぶっつけ本番、待ったなしです。気付いたのは手遅れだったときって、すごくかなしいね
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すでに何度読んだかわからないです。
でも今回は借りただけで満足して読まずに返却(^^;)
人間、怖さ、終わり方パーフェクトな一冊です♪
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京極作品より重い・・・。物語が動き出すまでは少しだるいけれど、その後が早い!読んでいる間、緊張が途切れることなく2日で読みきりました。ホラーというより、土壇場だからこそ現れる人の本質の描き方に強く感動しました。というわけで、沙子ちゃんより、夏野くんや律子さんのところがいちばん良かったです。