紙の本
あっというまに、おにんぎょうの世界へ。
2001/03/07 07:21
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投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しいお人形遊びの本です。
リコちゃんがお人形たちと遊んでいると、おにいちゃんがやってきて「あっちいけ!」。しかたなくあっちへ行くと、今度はママにまでジャマされてしまいました。怒ったリコちゃんが「リコだけのおうちにひっこす!」と泣いていると、ママが「リコちゃんだけの新しいおうち」を持ってきてくれました。
といっても、それはただの箱。でも、ドアと窓を切り抜いて、はぎれを敷くと、小さなおうちに大変身です。人形たちもお気に入りのごようす。もっとおうちらしくしようと、みんなで飾りつけします。…
箱がみるみるおうちらしくなって、それとともにリコちゃんがお人形の世界にすうっと入り込んでいくようすを、違和感なく楽しめる1冊です。小さいころのお人形遊びって、こんなかんじで遊びませんでしたか?
酒井さんのやわらかいけれどリアルな線が、リコちゃんの空想世界を支えてくれてます。
おにいちゃんとも見事に仲直りする(この方法には、おにいちゃんに脱帽!)この1冊。女の子はもちろん、男の子にも楽しんでもらえますよ。
【B◎◎KRACK】No.74 2001/03/07発行
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2歳の頃に買ったけれど4歳の今もよく読まされます。
そして本と同じように空き箱で家を作りたがります。
最初は指示通り作らされていましたがだんだん自分で作ろうとするようになり
その成長ぶりもたのしいです。
お兄ちゃんと妹の話なので妹ちゃんには受けると思います。
一人っ子の娘がこんなにはまるくらいですから!
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2歳の頃から読み聞かせ。想像の世界と現実の世界の組み合わせがとても楽しい絵本です。リコちゃんがお部屋をかざる過程に、親の方もわくわくします。ところで、途中で、小人のお人形がおしっこ!というので、リコちゃんがトイレはここよ、と教えてあげます。娘がこの絵本を何度もリクエストした時期が2歳2か月ぐらいで、その後、自分でおしっこ!と言えるようになったのは偶然?
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2歳6ヶ月時購入。
「よるくま」の作者だ~と思って買ったら、やっぱりものすごく娘のツボだったみたい。
1度読み出すと3回は読まされる。
この人の絵本は娘のツボなんだなぁ。
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酒井駒子さんの名前が「さかいこまこ」とひらがな表示になっている唯一の絵本かつ酒井さんの最初の作品。絵が明るすぎる感じがするが、後に開花する酒井ワールドの一端をここに見ることが出来る。物語は、子どもたちに大好評でした。ダンボールのお家は誰もが一度ははまる遊びですよね。
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こどもの頃、ぬいぐるみのおうちを作ったことを思い出しました。
「よるくま」を読んで著者のファンになり、こちらの本を借りました。よるくまがファンタジーを含んでいるならば、こちらは「あーあるある」とうなずける兄弟間の日常からスタートするお話です。
3歳になったばかりの娘は、りこちゃんが箱をおかあさんからもらって喜んでいるページがお気に入り。
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ダンボールのおうちがかわいい。
私も小さい頃、押し入れのなかの1スペースを自分の部屋にしてもらって遊んでたことを思い出しました。
最後のお兄ちゃんの入り方が自然なのも良かった。
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酒井駒子さんのデビュー作だそうです。
小さな段ボール箱にドアと窓をきりぬくと、そこはもうリコちゃんのおうち。床に布を敷いて、壁には花を描いて…リコちゃんがすっかりおうちサイズに小さくなって、お人形たちと一緒におうちづくりをしたり遊んだりしています。
現実の世界と空想の世界がすんなりとつながっている、大人にはちょっと不思議な子供世界のおはなし。
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酒井駒子さんのいまの画風が確立される以前の作品ですが、デッサン力は高く、空想の世界と現実が絶妙に合わさっていました。
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新品購入
下の子へのクリスマスプレゼント
今日のメインは大きなオモチャなので
絵本なんて見向きもしないかと思ったが
わぁー! と喜んでくれた
でも読むのは後回しかなと様子を見てると
一通り見てくれていた
オモチャに少しだけ絵本が勝つ!
その後はずっとオモチャの相手させられましたけど
酒井駒子さんだと気づかないで購入し
ブクログで知って驚いた
全然絵柄が違う
でもぬいぐるみを見てると
やっぱりビロードのうさぎの面影を感じる
私の中で酒井さんの作品は
ゆったりしたイメージを持っていたので
けっこう現実味のあるお話だなぁと
読み進めていた
だけどやっぱりステキなお話
みんな自分のことで忙しくて
リコちゃんに気を配れない
落ち着いてから相手をしてやることで
リコちゃんの気持ちを汲んでくれて
とてもほんわか
子どもも同じ気持ちなのか
読み終わったら満足したようで
すぐに おやすみなさいと
自ら寝に行った
(いつもは寝る前は駄々をこねる)
夢の中で自分のおうちでも作ってるかな?
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酒井駒子展で長男が気に入ったため購入。りこちゃんハウスはこだわりいっぱいで、おにいちゃんがつい覗きたくなってしまったのも分かります。心温まるお話でした。
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酒井駒子さんの最初の絵本は、幼い頃の兄妹関係のあるあるを、妹のリコちゃんの視点で描いており、リコちゃんにとっては、なかなか辛い立場にも見える。
しかし、そんな中でも、お母さんのアイデアから、リコちゃんの想像力をフル回転させての、楽しいおうち作りは、本人にしたら、それはそれは真剣そのもので微笑ましく感じられ、そんなリコちゃんを見て、周りのおもちゃ達の、手を差し伸べる姿には、けなげで温かいものを感じ、更には、それに、ちょっと意地悪なおにいちゃんも影響されて、自ら考えて行動を取る姿には、兄妹関係の良い築き方を、酒井さんが提示しているようで、考えさせられるものがありました。
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リコちゃんのおままごと的に進むお部屋づくり、想像と現実の世界が合わさって面白い。怖い怪獣として描かれるお兄ちゃんも実は良いお兄ちゃんなんだなと思えるラストが好きです。
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リコちゃんが、あそんでいるとおにいちゃんかいじゅうがやってきて「あっちいけ」といいます。ママまで、リコちゃんのじゃまをします。リコちゃんは、どこであそべばいいの。