紙の本
テクニックに走る前に読むべき本とみた
2002/03/12 01:26
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投稿者:ダグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はそのタイトルや、全米ナンバーワン弁護士云々という宣伝コピーからして、議論の勝ち方をテクニカルに教えるものと誤解されやすいのではないだろうか。ところが実際はそうではなく、『ハーバード流交渉術』や『心理戦で絶対に負けない法』といったテクニック伝授本とは大きく異なる。
著者が訴える議論の勝ち方(それは本書では法廷での勝ち方と同義だが)は、実にオーソドックスだ。ここでは紹介はしないが、どれもいってみれば当たり前の手法である。ただ、それを実践できる人物がどれだけ少ないかということは、弁護士としての著者の輝かしい戦歴をみれば想像に難くない。あなたがこの手の議論に関する本に興味がおありなら、テクニックに走る前にまず本書をおさえよう。株式投資を始める前に学ぶべきは、小手先のテクニカル分析ではないはずだ。議論もまた然り。
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ぜんっぜん面白くない。話が助長。論理的に構築して、戦いあう方法ではない。体験談がツラツラ書かれてるだけの本。駄本とは言わないが、全く面白くない。
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十分に準備して、真実を、心をこめて、ストーリを作りながら相手に訴えかけるように議論しろ。
という感じ。
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【議論に絶対負けない法】
この本を一言で表すと、
*マイセを受けた弁護士が書いたような本。
【この本を読む目的、動機】
自己表現、自己主張、伝達力を向上させるために読みました♪
【この本から得られること】
①議論は、自分の目的目標を達成するために存在する。
②自分が輝いて良いということ。
③許可をうまく用いるということ
マイセ的にいうと、解釈。
④事前準備の重要性
⑤人はストーリーテラーであるということ。
この本は、アメリカナンバーワン弁護士のゲーリースペンスさんが書いた本。
コーチカーターのように著者は、
自分が輝くことを恐れてはいけない。
と言っている。
マイセでいう、決意や未来へ向かったプレゼン。日々の実践、ストーリー。
ほんとにアチ関係者のような発想をしており、
それを弁護における議論に用いている人。
めっちゃおもろかった!
【どのように生かすか】
キーとなるのは、やはり、日常の中でどれだけ自分のことが好きでいられる、
気持ちよくいられる時間を過ごすかだと思う。
①自分の上質の時間を作る。
②ストーリーを話す訓練をする。
この二つは避けられないね。
一度自分史を振り返った後、
そのストーリーを人に話す時間を作ります!
就活生にめっちゃオススメ♪
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議論に勝つには、苫米地英人がいうように情報空間をこちら側に持ってきて、自分の論理を相手に臨場感を持って体感させることが大事であるということは自分の経験からも良く分かる。
この本の中にも、そのような表現がなされている。
その必勝の議論に負けない法とは何か
それには10大要素があると筆者は述べる。
1まず充分に準備をする。良い準備とは台本を書くこと(そのテーマに関して本を書くなら、どう書くかということ)こちらが、事実と物語を作る。
2自分の議論を受け取ってもらえるように相手の心を開く。=情報空間を押さえる。
3たとえ話を入れながら、ストーリーの形で議論する。歌も、コマーシャルも、ドラマも、映画も、全部相手に物語として伝わることで動かす。聞いている人に物語を聞かせるのだ。
4正直に誠実に真実を語ること=すごい力 もし不利なら、自分たちを隠れ家の中に入れて、その中の真実を語れ。
5正義を見出し、それを求めて、要求をする。(人は不正だけは耐えられない。)=相手に自分の望んでいることを話す。
6皮肉を言ったり、馬鹿げたことを言うのを避ける。=笑わせようとして失敗することが最も危険な戦略。皮肉屋や軽蔑屋になってはいけない。相手に敬意を払っている人が尊敬される。
7論理は力だ。論理は自然発生的な行為に勝つ
8行動と勝利とは兄弟だ=最高の防御より、最悪でも真正面から攻撃する。
9最初に自分の議論の弱点を認めなさい。=自分で自分の弱点はさらけ出した方が得だ。さらけ出したら、相手はその点しかつけなくなる。
10自分の力を理解しなさい=自分自身に勝つ許可だけを与えなさい。傲慢と横柄は愚かさと親戚である。
の10個に要約される。
「ピーターの法則」自分の能力以上のレベルに出世する。
間違った法も「先例」として見ていないか?
「絶対に勝てるはずだ。なぜだか分かりますか。彼らはあなたをやっつける前に私を叩きのめされなければならないが、彼らは私をたたきのめせないからです。私をたたきのめせないのは、私は彼らに叩きのめしていいという許可を絶対に与えないからです。」
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2度目の読み直し途中です。
訳本なので、ちょっと意味がわかりにくところがあり、??な感じがするところがあります。
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議論の方法というよりも、このゲイリー・スペンサーなるおっさんの人生論。
このおっさん、嫌いじゃないな。面白い人だ。
嫌いじゃないが、かみさんの頭を銃でふっとばした人間が無罪になったという話を読んでぞっとした。
おっさんも自分の利害で正義をまげてんじゃねーのか。
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知人に勧められて購入。議論というイメージよりも、自分自身の説明する力を向上させることにつながる本。何事も準備が大切であることを再認識。
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本の題名から想像してたのとは違う印象の本。
”勝つとは、「望むものを手に入れること」だ。” 望むものを手に入れるための議論。
望むものは何か?なぜ必要なのか?をストーリーテラーとして組み立てていく。この時に、気を付けるポイントが時、主導権、信頼、聴く力、言葉や偏見への対応など。
望むものを手に入れるための方法論が展開されるのかと思いきや、心の機微にどうやって訴えかけたのか?が様々な角度からストーリー展開される。
”どこまで自分を信頼させられるか”
「人々が本当に聞きたがっているのは真実である。真実を語ることは胸が躍ることである」チャーチル
<売るために信頼関係を作る>
農家のおじいさんの お金が必要だから買ってくれ! は、”率直に言う” ことで、信頼関係が作られたストーリー
<偏見を突き崩して議論に勝つ>
木こりと絶滅しそうなフクロウのストーリーを引き合いに、権限を与えたり、理論・テクニックを駆使しても、利害が絡んだ偏見に直面した議論は、非常に難しいことが示され、それでも議論しなければいけないケースがあること、必ず勝てるとは限らないことが示される。。
”キリストは議論によって世界を変えたと言われたが、キリストの議論は、彼の教えを受け入れれば永遠の救いという人間にとって最大の利益が与えられ、彼に見捨てられたら永遠に神の罰を受けるという究極の恐怖に最終的には支えられていた。”
必勝の議論を作り上げる十大要素
・まず十分に準備しなさい
・あなたの議論を受け取ってもらえるよう相手の心を開かせなさい
・ストーリーの形で議論しなさい
・真実を語りなさい
・相手に自分の望んでいることを話しなさい
・皮肉を言ったり馬鹿げたことを言うのを避けること
・論理は力だ
・行動と勝利は兄弟だ
・最初に自分の議論の弱点を認めなさい
・自分の力を理解しなさい
”生粋のアメリカ人は学ぶという才能こそ最も素晴らしいものであり。その才能は誰かに伝えられてはじめて完璧なものになる、と信じている”
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米国法廷術なので、善意の第3者である陪審員がいる事を前提とし、論理的思考というよりも口頭で感情に訴える事に重きを置いているので、利用シーンとしては限定的。議論の心構えとして読むべきか。