家族の肖像…のようなもの みんなのレビュー

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投稿者：miyagi aya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　実の息子に迫られて困るお父さんのお話。主人公が、鈍いというかそういうレベルの問題か？と思うくらい鈍いです。そしてマジメちゃんかと思えば、慣れてしまえば息子とも平気で関係を持っている様子。いつもじたばたしているけど周囲に流されるばかりで具体的に将来どうしようってプランは持っていないような印象を受けました。けれど息子はなかなか男前。とにかく手段も何もなく主人公のことをほしがっているがっついた感じが若さを感じさせて好感が持てました。彼は将来絶対イイ男になりますね。
　主人公の友人の篠原氏。彼は非情に優秀で外見もよろしい、そしてくせものだということは雰囲気でそれとなくわかるし、いい感じです。が。その一筋縄でいかない所を全く見せてくれなかったのでがっくり。主人公を十数年好きでい続けてちょくちょく誘いの手も伸ばすものの相手にしてもらえず、しまいにはライバル意識を燃やして自分も弁護士になるとか言い出した息子の進学相談まで引きうけているのでは、もう完全にただの「いいひと」かも。