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東野圭吾は正直あまり好きなミステリ作家ではないのだが、この作品は彼の中でも異色だと思う。原発テロを題材に適度に社会性も出しつつスリリングな展開。真保裕一が影響を受けたというのも納得。
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奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼動中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非常の決断。そしてヘリの燃料が尽きたぁ。かなり分厚い本だけど、テンポのよさもあってドンドン読めちゃいます。。何か読んでいたいときにおすすめです。
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手に汗握る緊迫感に圧倒されました。膨大な知識量はやはり徹底した取材に基づくもの?とにかく多彩なジャンルに挑戦し続けていく東野氏には感嘆の溜息ばかり。
ラストに含まれ、与えられたメッセージは読者ひとりひとりが受け止めて考えてしまうことでしょう。映像化できそうな題材じゃないかなと思いました。
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緊迫感・緊張感を最後まで感じることが出来ます。読ん出る途中、読んだ後に、いろいろ考えさせられます。果たしてこのままでのでしょうか。のほほんとすごせているのは、誰かの犠牲と将来の危険という土台があるからでしょうか。
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頭が一杯一杯です。むずかしいぃ〜。
一気に読みました(っていうか、一気に読まないと分からない・・・)
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東野圭吾はどれを読んでも外れがなく、粒ぞろいだなぁ〜と思います。しかし天空の蜂はなんか粒がそろってない感じ。もしかしてちょっと大粒なのかも。
読んでいてどきどきしすぎて本を閉じたり、細く開いて隙間から読んだりしちゃった。あんまり緊張する話は読むのを途中でやめてしまうのだけど、この本は気になったのでなんとか読もうと奮闘したのです…。おもしろかったし色々勉強にもなったし読んでよかった。学生さんなんかこれを読めば原発問題に関してのレポートとかかけそう。みんな電気使ってるんだから読め読め読め!と思ってしまいました。
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「奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼動中の原子力発電所の真上…」○…物語の設定上緊迫感があるのはもちろんだが(それが伝わってくる筆致は見事)、本作品はそれだけの小説、すなわち単なるスリル&サスペンス小説ではない。筆者は本作品を通じて、「沈黙する群衆」であろうとする読者に、原発問題についての明確な意思表示を迫っているのである。「ずるいといわれるかもしれないが、原発はやむをえないが、事故は決して起きないようにしてもらいたい…」「ずるいな。それは本当にずるい答えなんだよ」耳が痛い。△…作中にクライマックスといえる箇所が2箇所あるのだが、作品半ばでくる1回目の波がかなり大きくて、その後しばらく気が抜けてしまった。ただこれは欠点というほどのものではないし、1作品に2回もクライマックスがあるなんてラッキー、と考えることもできるかもしれない。
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ヘリコプター、原発・・・確かに難しい専門用語が多いんだけど、それより物語の緊張感がすごい。東野圭吾の作品はドキドキさせられっぱなし。
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これもまた技術者が主人公となっている作品。ボリュームは白夜行に次ぐ量かな?
原発に超大型ヘリを墜落させようとするテロリストとの戦いはわずか数時間の出来事だけど、それを約600ページにまで仕上げている。しかし冗長な部分は無く、一気に読めちゃうところがやはり東野マジック。
この作品は犯人が誰か、という真相に関しては最後の数ページではなく、極自然な流れで明らかになる。最後にわかるのは、伝えたいメッセージ。
やっぱ理系として元気がでちゃう。
Amazonのレビューには、「専門用語の羅列がわかりにくい、もっと激しい攻防が読みたい」と書いてあったのを見かけたけど、そんなのは誰でも書けるものであって、東野圭吾が書くべきものじゃないと個人的には思う。
エンジニア出身として技術者を主人公に書くならば、専門用語は必然であって、ドラえもんに四次元ポケットがついているようなもの。ついてなかったら夢もへったくれもないじゃないですか。エンジニアとしての確固たる誇りと、伝えたいものが俺には感じられるのです。
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原子力発電所やヘリコプターの仕組みなど、文系人間にはわからんという説明が多いですが、面白い。
テロリストによって発電所が狙われると言えば、ダムが狙われる「ホワイトアウト」が有名ですが、こちらもおすすめ。
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キヨスク買い。
おばあちゃんちにいくまでバス野中で読んだ。
東野圭吾の作品は軽くて嫌いだった。でもこれは重厚なミステリー。天空の峰の意味がとてもよかったです。
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考えさせられる1冊。
エンターテイメントとしてもいいので映画で観てみたい。こういう問題を偏りなく描けるのがホンマにすごい。
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原発を爆破!ありえそうな緊迫感にドキドキ。最後まで一気に読めた。
ただ・・・少し専門的な部分を盛り込みすぎかも。取材したぶん欲張りすぎた感じがしなくもない。
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ペルーのクスコの日本人宿で読んだなー、という思い出。
がっつり重い本は、細切れにじゃなくて時間をかけて一気に読みたい。
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原子力発電所の上空に最新のヘリコプターを落とそうとする犯人や、ヘリコプター開発者、原発で働く人々、反原発運動家達、警察、自衛隊など様々な登場人物が全員魅力的なキャラクターで描かれている。
作者の取材の賜物なのか、それぞれの視点がリアルに描かれており、非常に詳しく、わかりやすかった。専門知識がほとんどなくても楽しめた。
残念なのが、原作が描かれた時期が十年ほど昔なので、この原発やヘリコプター、コンピュータに関する記述は現在の最新のものではなく、専門家ではない自分でも、今はもっと進んだ技術を知っている場面が多く、少し興ざめするところもあった。
物語としては非常に面白く、作中で経過する時間はごく短いのに、その内容は濃く、読み応えがあり、面白かった。
残念だったのが作品解説で、これから読みたいと思っていた東野圭吾作品のひとつの「どちらかが彼女を殺した」のネタばれに近い記述があり、読む気を削がれてしまった。。