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紙の本
三人官女のそれぞれの名称は知っていますか?24節気にどんなのがあるか知っていますか?一家に1冊置いておくと、季節の行事の正確な知識につまづいたときに便利。
2002/07/07 00:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
数日前、絵本『たなばた』のレビューを投稿したというのに、ばたばたしているうち、笹飾りを忘れてしまっている。さして期待はできない都会の空だが、晴れていたら夜空を眺めることぐらいは忘れないようにしないと…。
カバーの袖に、この本を編纂した三省堂編修所からのメッセージがあって、行事をおろそかにする家庭への指摘がなされている。
「残念ながら現代社会においては、都市化の波とともに、伝統的な年中行事が家庭から離れています。そうしたなかで、年中行事の保存と維持にもっとも熱心なのは、幼稚園や保育園なのかもしれません。」
そうだった。昨年までは、七夕までに保育園の大きな笹に短冊を吊るしたり、当日、小さな笹を持ち帰り用にもらったりしていたのであった。先日小学校に出向いた折、玄関にやはり大きな笹が飾られていた。7月の世田谷区の給食メニューには、「七夕汁」のレシピが紹介されている。野菜は短冊、そうめんは天の川、おくらは星に見立てているという。しゃれている。気配りを怠らなければ、工夫はいくらでもできるものなのだ。
そういえば、今年は五月人形も出していない。食事もちらし寿司など作らなかったはずだ。ひどいものである。
あわててページをめくり、次の行事を調べると、「お盆」「花火大会」「お月見」といったところが見開きで大きく紹介されている。年内のうちに盛り返せるであろうか。「都市化の波」と言えば聞こえはいいが、単にルーズで無頓着、季節を感じられない人間が増えてきているだけと言った方が的を射ているかもしれない。そのようにして、私たちは文化と伝統、そこにつながる個人の存在意義というものを流してしまっているのだろう。
本に付された帯に七つの特徴が挙げられているので、書き写してみる。
○おもな年中行事・記念日・祝日・園行事のすべてがわかります。
○行事で使われる道具や行事にかかせない食べ物の名前がわかります。
○大人向けの解説コーナーで由来や歴史がさらに詳しくわかります。
○行事にちなんだ料理や工作の作り方がわかります。
○季節を代表する花や食べ物の名前、天気に関する言葉、昔の暦で使われていた言葉などがわか ります。
○カレンダーのページで1年間の行事がひとめでわかります。
○巻末の大人向け付録ページで、行事と関係の深い昔の暦のことがわかります。
春の七草のイラストがあったり、ひな壇に並んだ人形の名称が挙げられていたり、月の満ち欠けと呼び名が紹介されていたりで重宝する。『広辞苑』や百科事典のたぐいでさがしていても、見つけにくい項目が、わかりやすくふんだんな絵でまとめられているが有難い。
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