紙の本
ノン・ストップの興奮を貴方に。
2003/06/10 01:07
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投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は主人公のポカミスが目立つ。最後の選択もやや疑問。気持ちはわかるけど。命を懸けて戦った者には、それなりのボーナスが与えられてしかるべきってことか。
ものすごく面白いので、ケチをつけたくはない。だが、どうしても永井豪のあの漫画のデ××ンに敵の能力が似ているなとか、諸星大二郎の妖×ハ××ーや生××市の設定のようだなとか、ジミーちゃんはアトムに出てきたアレみたいだナ、とか頭をよぎることも。勿論、類似点を連想させるというだけで充分オリジナルであるのは言うまでもない。ハンパないグロテスクな生物描写はたいへん素晴らしい。あとはこんだけ出来がいいのに、ク××ルーの設定を借景してこなくても良かったのではと思う。借りた方が簡単に深みが出るし、わかりやすいだろうが、オリジナルでもイケたんじゃないかなあ。
どちらにせよ、ワクワクする冒険物語なので、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」や平井和正の「アダルト・ウルフガイ」シリーズが好きな向きには超オススメだ。
蛇足の感想…大活躍の女医さん、若すぎるよねえ。あの歳でマル秘の研究チームに入るなんて、日本の教育システムでは不可能ですな。アメリカで大学飛び級したとか?
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人間の遺伝子の中に封じ込められてた『化け物の遺伝子配列』を解読しちゃって培養したらさぁ大変、という感じで始まる作品です。ぶっちゃけすぎか。 上巻の前半は生身の人間VS化け物、という・・・普通のホラー映画モノ。第二部は超人化した主人公と、因縁を持つ化け物との血みどろ弾丸まみれの肉弾バトル。 下巻の第一部は黙示録。第二部は○○との最終決戦・・・と、手を変えながらも読者をグイグイ引き込んでくれます。 物語のベースはラヴクラフトらの所謂『クトゥルー神話』で、下巻になると展開としては『指輪物語』となりますな。・・・勿論梅原さんですからそんなヌルいものじゃないんですが。 上巻と下巻、どころか上巻の中でも物語の様相が180度転換するようなジェットコースター的作品であり、ニトロプラスの人々もこんなの好きだろうなぁ、と思ったり思わなかったり。 まぁ下巻の展開は『ゼノギアス』にパクられたりもしたのですが、まぁそれぐらい面白い作品だ、ということで。 主人公のバカさ加減や独白には時折イラっと来ますが、気軽に読める(1000ページ超えるけど気にならない)作品なのでオススメですよ。
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恐竜の絶滅、人間の中に存在するイントロン配列といった謎たちをうまく組み合わせた娯楽小説です。なんだか笑いながらもなるほどーと思えてしまう説得力でした。小説としても、ただ楽しむだけなら一級品。
下巻になってガラッと趣が変わり、最初はなかなか馴染めなかったがUBの大量生産とGOOの大戦争に引き込まれ非常に楽しめた。
EGODとの対決になぜかゴーストバスターズのマシュマロマンも思い出した。(余談)
GOOの基地潜入、仲間の死(モグラ型戦車との死闘)、スーパーコンピュータの中でのEGODとの対決、特にダゴン102との対決は非常に手に汗握るものでまさに私のどツボでした。
こんあ傑作には年に2から3冊くらいしかヒットしないので、今年はあと2冊かな(。´-д-)
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自分の中で最高の小説、後編。
一気に雰囲気が変わる。
そして破綻せずにちゃんと出来てる。
この作者の最高傑作なんじゃないかと思う。
…失礼かもしれへんけど。
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『カムナビ』しかり、これしかり、世界・宇宙の謎を解決することが多いサイ・ファイですね。
ぐるりぐるりと回りに回れば二重螺旋が人類の首を絞めていたのさ。
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梅原克文といえば何かと物議を醸す作家だが、ストーリーテラーとしての才能はズバ抜けている。
デビュー作である本作は上下巻1000枚の長大なストーリーだが、冒頭からまったく衰えない圧倒的な熱量で、読者をラストまで一気に引っ張っていくのだ。その中には膨大な知識と、眩いイマジネーション、胸を衝くドラマがぎっしりと詰め込まれている。
完成度では第2作「ソリトンの悪魔」に譲るが、荒削りな迫力ではこちらが上。読んでいる間、至福の時間が過ごせることは間違いない。
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上巻も面白かったけど、下巻はそれ以上!
最後の選択は予想がついちゃったけど、でも、それまでの予測のつかない展開が、すごくいい。
何も考えず、流れに乗っかって読んでいくのが楽しい。
クトゥルーとか、指輪とか、そういうのもいいね。
日本で映像化したら、チャチになっちゃいそう。
こういうのはやっぱりハリウッドが得意なのかな。
作者の、90年代ハリウッド映画風娯楽作品、というのが、すごくぴったり。
とても楽しく読みました!
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下巻は上巻とはまた違った雰囲気で、二重螺旋の悪魔VS人類の、生存権をかけた戦いといった感じだった。ゲームに例えると、『地球防衛軍』みたいな世界観。上巻と同様スリルがあり、面白かった。