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紙の本
バイオホラーの最高傑作
2001/01/23 23:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R2bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類のイントロンから解き放たれた怪物——GOOたちによって世界は焦土と化した。
深尾直樹”大尉”は最終軍の小隊長として、東京を占拠したGOOとの戦いの最前線にいた。
深尾が前線にこだわるのには、人には明かせない理由があった。彼をかばって死んだかつての恋人、知美を蘇らせる方法を探ろうというものなのだ。そのことが現在の恋人である理奈との間に溝を生じさせてしまい、深尾は先の見えない毎日を煩悶と送っていた。
そして、いつ果てるともしれない戦いは、理奈たち技術班の開発した最終兵器“ネクロノミコンウイルス”によって新たな局面をむかえる。GOOを殲滅すべく暗号名“指輪作戦”が計画され、深尾はその指揮をとって敵本拠地の奥深くに潜入することになった。
だが、そこで深尾が見た光景は、まさに想像を絶する真実だったのだ。
神はなぜ人を造ったのか。なぜ人類のイントロンにGOOを封印したのか。足下が崩れ去るような目眩感を感じさせながら、事態はついに最終章へと突入する——。
◇ ◇ ◇
さて、上巻で提示されたイントロンと神経繊維の謎は、この下巻においてようやくその秘密が解明される。答えについては実際に読んでもらえればわかるが、今まで信じていたすべてのものに裏切られるような強烈なショックを与えてくれることは確かである。覚悟して望んでいただきたい。
また、上巻をバイオホラーとするならば、この下巻はアクションSFとでもいうべき仕上がりになっている。上巻から下巻へのストーリー展開にはやや強引なものを感じないでもないが、読んでいる最中にはそんなことを感じさせないほどの筆力がある。読者は最後までぐいぐいと引っ張られ、次から次へと襲いかかるアクシデントに、手に汗握ることになるのだ。
そして、最後まで読み終えた後、あなたはうそ寒くなるような恐怖を覚えることだろう。
開け放たれたパンドラの筐の底に、果たして“希望”はあるのだろうか。
〜 ELI ELI LAMA SABACHTANI 〜 主よ、主よ、何ゆえ我を見捨て給うた?
(新約聖書 マタイによる福音書第二七章四六節)
紙の本
ノン・ストップの興奮を貴方に。
2003/06/10 01:07
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投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は主人公のポカミスが目立つ。最後の選択もやや疑問。気持ちはわかるけど。命を懸けて戦った者には、それなりのボーナスが与えられてしかるべきってことか。
ものすごく面白いので、ケチをつけたくはない。だが、どうしても永井豪のあの漫画のデ××ンに敵の能力が似ているなとか、諸星大二郎の妖×ハ××ーや生××市の設定のようだなとか、ジミーちゃんはアトムに出てきたアレみたいだナ、とか頭をよぎることも。勿論、類似点を連想させるというだけで充分オリジナルであるのは言うまでもない。ハンパないグロテスクな生物描写はたいへん素晴らしい。あとはこんだけ出来がいいのに、ク××ルーの設定を借景してこなくても良かったのではと思う。借りた方が簡単に深みが出るし、わかりやすいだろうが、オリジナルでもイケたんじゃないかなあ。
どちらにせよ、ワクワクする冒険物語なので、アニメ「装甲騎兵ボトムズ」や平井和正の「アダルト・ウルフガイ」シリーズが好きな向きには超オススメだ。
蛇足の感想…大活躍の女医さん、若すぎるよねえ。あの歳でマル秘の研究チームに入るなんて、日本の教育システムでは不可能ですな。アメリカで大学飛び級したとか?
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