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エホバの証人の子どもたち 信仰の子らが語る、本当の姿 みんなのレビュー
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紙の本
今風に言えば「宗教2世」の話し
2022/10/26 00:27
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親がエホバの証人だったか、子供が小さいうちにエホバの証人になったかしたので、物心ついた頃からエホバの証人になるように仕付けられたが、エホバの証人から離れた「宗教2世」の側から見た本。今でこそ何冊か類書が出ているが、「世紀末」では珍しいだろう。明石順三が帰国して灯台社を組織したのは大正15年なので、この本が出た時点でも70年は経っているのに、2世信者が出て来るのは昭和60年の「輸血拒否」事件くらいだろうか。今なら灯台社時代からの「神権家族」なら4世か5世くらいになるだろう。
「組織に忠実な2世信者」という例として書かれている個所以外は、子供の頃からエホバの証人から距離を置いているような証言が多いので、ある程度取捨選択されているのかもしれない。
エホバの証人という「組織」は、あれだけカトリック教会を目の敵にしているのに、何故か女性は聖職者になれないところを真似したのか、女性は全時間奉仕者止まりで、末端の会衆の長老や奉仕の僕(特別奉仕者)でも男性しかなれないから、女性の視点で見た場合もあった方が良さそうだ。
聖書について「そもそも聖書そのものが嫌いでした。すぐに滅ぼす残酷な神、子どもながらに恐かった。それに信仰の人びとが行う不可解な行動、暴徒の中に自分の娘を差し出そうとしたり、残酷な処刑をしたり、民族のせん滅を平気で行い、むしろそれを美化している。そんな気がしました。これが聖なる書物だといって親やまわりの人は、絶対視していましたし、少なくとも好きな本だったと思いますが、自分にとって好きになれる種類の本ではありませんでした」(157頁)と批判している人がいる。これ自体は健全な認識だ。エホバの証人を「救出」しようとしているという福音派の牧師あたりからすれば「許されざる冒涜」としか認識出来ないだろうし、こういう人はエホバの証人をやめても福音派どころかキリスト教からも距離を置いているだろう。
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