紙の本
街中が一瞬にして死滅してしまう!
2002/06/13 22:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
街中の人が何物かによって一瞬にして皆殺しにされてしまう、そんな非現実的な話なのですが、おもしろいです。
なぜ、どうやって、何物に殺害されてしまったのか、主人公の姉妹が果敢に立ち向かいます。その二人と共に闘う保安官。いつしか同士以上の感情が芽生えます。
最後の解決も、奇想天外の話だった割には理論的かな?
SF好きにおすすめ。
紙の本
ファントム
2001/10/08 00:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化もされたクーンツ初期の傑作。舞台はコロラド州にある美しい街スノーフィールド。この街に美人姉妹が帰ってきたところから話が始まる。賑やかだったはずの街は静まり返り、誰もいない。化け物(ファントム)の仕業なのか……
アクションだらけの娯楽作品。人物の書き込みが甘く、小説としての深みはまったくない。よく考えるとかなりバカバカしい話だし。でも読んでる間はそれなりに楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
一夜にして街は死滅した。帰ってきた美人姉妹は、呆然と立ちすくむばかり。やがて駆けつけた保安官たちと行動を共にするが、仲間たちは一人、また一人姿を消して行く。読み出したら止まらない。ノン・ストップ・ホラー!
投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
風光明媚な田舎町に異変が起こった。一夜にして全住民500人が死んだのだ!たまたま町を出ていて助かった二人の姉妹は、生者を捜してゴースト・タウンをさまよった。いったい何がこのような惨事を招来したのか?悪疫、放射能、有毒化学物質、それとも軍事用に開発された細菌兵器か?だが、見つかるのは胸のむかつく異様な死体ばかり。中には首や手を切断されオーブンに入れられた者や何かを恐れてバリケードを築き、拳銃を乱射している者まで発見された…。
未曾有の大量殺人事件が発生した町へ通じる道路はすべて封鎖された。しかも、町には警察の他にも生物化学戦課防衛隊まで調査に乗り出している。だが、手がかりは浴室に残された文字―〈太古からの敵〉ただひとつ。やがて人々は、姿なき殺人鬼の前にひとり、またひとりといたずらに屍の山を築いていくが…。今や名実ともにスティーヴン・キングと肩を並べるベストセラー作家が、スピーディーなストーリィ展開と迫真の描写力で全米の読者を心底戦慄せしめた傑作。
---
一気に読んでしまった。SFでも奥が深い。最後に太古からの敵をやっつける場面は,なんだそりゃ?だったけど。
投稿元:
レビューを見る
始まりがメチャクチャ恐ろしい。今まで読んだ中でもかなりインパクト強し。キングにはない切りこみの素早さが身上?
投稿元:
レビューを見る
先に悪魔は夜はばたくを読んでいたので勝手にミステリだと思ったら普通にホラーだった。一夜にして町がこんな壮絶な死に方で死に絶えてしまうなんてどんな犯人がどんな手法で…!?ってなってたけど\コレそういう話じゃねーから!/
海外ホラー小説って初めて読んだ気がするけどクーンツは描写が密で面白いなあ。
投稿元:
レビューを見る
突然町の人々が全員死亡
そこにやってきた姉妹、助けに来た警官達
正体不明の怪物が襲いかかってくる。
クーンツを読む者の心得として
「正体不明の怪物、敵組織」「国の陰謀」
「賢い犬」「宇宙人」「恐怖との対決」
「正義」「信仰」等、B級映画要素がてんこ盛りで、ファントムはその代表作のようです。
(読む順番がまちまちなので…ヒット作は不明)
でも、敵の正体や事件の真相に驚きがあるわけではなく。だいたい肩すかしや、無理矢理な展開を強引に畳みかけてくる作風が多いです。
その分登場人物がどのような過去を持ち、恐怖や苦しみに打ち勝とうとするか?に重点を置いてます(その割にステレオタイプな感じもするけど)
くどい比喩や同じような展開、翻訳者も困惑するプロット類似点など…
…何だかんだ文句を言いつつクーンツばっか読んでます。海外小説にハマるきっかけだったので思い入れが強い…
クーンツは、父親の虐待に負けず、サイコパス、ソシオパスにもならずにむしろ研究し、大量に小説を書き続けてきた愛すべき正義の作家なのです。
著者近影を何冊か見るとわかる通り
毛量が時代によって変化する作家なのです!
下巻へ
投稿元:
レビューを見る
小説の書き方本を書いてるクーンツの小説が読みたくて読む。キャラ立てがよく分かる。ストーリーの始まりなど、学ぶところが多い。
下巻にも期待。星四つ。
投稿元:
レビューを見る
数十年越しで、ついに読む!
冒頭からグイグイ引き付ける設定と描写は、一時代を築いた著者ならでは。
一つの集落が全滅する程の大事件に対して、主人公が医師と保安官というので大丈夫なのか?
という事で、詳しい感想は下巻にて。
投稿元:
レビューを見る
非常にエンターテインメント性の高い内容でその場面展開はハリウッド映画を観ている様。実際映画化されたのだが、どのような作品になったのか興味が沸いた。
内容は未知なる生物が次々に人間に襲い掛かり殺していくという80年代に流行った一連のスプラッタ・ムーヴィーのようなもの。今回は珍しくプロットに破綻がなく、とてつもないアイデアをこれでもかこれでもかと云わんばかりに注ぎ込み、読者をぐいぐいと引き込んでくる。
世評高い本作を体験してようやくクーンツの本領を垣間見た。特に長い作品なのに緊張感が持続していたのが賞賛に値しよう。
(下巻に続く)