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著名な先生方が地獄絵やらドクロ画に合わせておどろおどろしい一文を載せてます。
京極先生は『陰摩羅鬼の瑕』作中のヘタレ関口巽の『獨弔』を掲載されてます。(こちらが先なのかな)
表紙の9割を隠すような帯があります。蒐集家の方、お気をつけて。
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まず全体の半分が絵なのです。それも「死」にまつわる絵ばかり。
ガイコツ、死人、幽霊、死体、葬式から黒ミサまで。
それらの絵がとっても怖面白いけど
本題は複数の先生方の哲学~小説。
たくさんの「死」のお話がはいっています。
なぜイザナキはイザナミを恐れたのか
死ぬことが決まっている細胞アポトーシス
死人の声アーガマ
死体とのお付き合い
「死」の歴史
京極夏彦の死臭ただようような小説
それらがとっても
生き生きと書かれています。
本の紙質からか
ものすごいカビが生えた
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第1章 死体とのおつきあい―荒俣宏
第2章 死の哲学―小阪修平
死の図像学1
第3章 獨弔―京極夏彦
第4章 インドの死者の書―宮元啓一
死者の図像学2
第5章 死をめぐる神話群―石堂藍
第6章 人の死―田沼靖一
死の図像学3
資料編
死の図像学―小池寿子
図版はすべて白黒。
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歴史、哲学、小説、宗教、神話、科学……。
様々な角度から「死」を論じた本。
いずれも簡単に、短くまとまっており、興味を持ったらばさらに読めと言わんばかりに巻末に「死にまつわる本ガイド」まで載っている。
一番最後の科学的な面で死を解剖していくパートが、なぜか一番死を恐れる非科学的な心に寄り添っているように感じた。
真っ黒い紙に白い文字で文章、銀色で死に纏わる絵画が印刷されており、とてもシックで美しい本。
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文字通り『死』について、小説あり、哲学あり、宗教あり、科学あり…とそれぞれが語った本。死に関する図版が多くて見応えがありました。内容は私にはちょっと難しかったかも…。