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グローバル資本主義の危機 「開かれた社会」を求めて みんなのレビュー
- ジョージ・ソロス (著), 大原 進 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:日本経済新聞社
- 発行年月:1999.1
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紙の本
投資家と彼の思想について
2001/09/08 19:42
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投稿者:道成寺 新 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20世紀最後と騒がせ、いくつもの国を困窮に陥れた偉大な投資家が、彼の思想を語った本である。
彼の語る思想は決して破綻しているものではない、それどころか世界をより正確に記述しているのだろう。しかし、彼の思想、そしてそれを語る言葉は、他人のものと少し違っている。彼は今まで得てきた知識、思想をもとに、彼が経験してきた世界、なってほしい世界を記述しようとしている。他人の借り物ではない世界を記そうとしているのだ。
自分のいた痕を残そうとすること。それを思想というかたちで残す時、残念ながら、よくある言葉でしか残せない場合が多い。みんなの思考の枠組みはよく似たものだからだ。同じ型からは同じ形のクッキーしかつくれない。
でも、彼は、ソロスは、自分の思考の枠組みを勇敢にも示した。星型のクッキーの型しかない世界に、丸型のクッキーの型をどうにかして、示そうとした。
だったら、その丸型にしようとしたクッキーの型が、でこぼこでも、すごいじゃん、っていうのが、可能性のある人間のすることなんじゃないかな。
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