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紙の本
時間を無駄にしないために
2000/09/29 16:16
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投稿者:高沢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
医者の「選び方」ではなく、まさに「かかり方」の本。
待つこと数時間、診察は数分なんて当たり前。よほど辛くなければ仕事を休んでまで病院に行く気になれない。昨今のように医療ミスや事故の報道が続けばなおさらだ。
でも、せっかく貴重な時間をさいて行くのなら、満足のいく説明を受けて、きちんと治したい。そこで病院に向かう前に何をしておいたらいいのか、短い診察の間に医者に何をどう伝え、何を聞いたらいいのか、医者の立場からアドバイスしているのが本書である。
たとえば「スポーツをしてもいいですか」などと漠然とした質問をしないこと。ゴルフなり、ジョギングなり、やりたいものをはっきり言えば、医者もどの程度が適当か言いやすいから。
また、母親が勤めに出ていて昼間はおばあちゃんが子どもの世話をしている家庭なら、子どもが病気の時は病院にはおばあちゃんも一緒に行くのが望ましいこと。医者に子どもの普段の様子を尋ねられることがあるから。
この他にも医者と信頼関係を築くコツや、軽い病気を大病に進むのを防ぐポイントが、例を挙げて示されている。
「医者の説明不足に愚痴を言うより、患者がもっと自分から質問するべきだ」というのが著者の考え方らしい。その点は医者の言い分というより、言い訳という感もある。
医者は診察のエキスパートだが、ほとんどの患者は病気や怪我については素人だ。体調がおかしいと感じただけでパニック同然になり、落ち着いて考えたりしゃべったりできなくても不思議ではない。ならば、著者を含む医師たちには、「もっと親切に説明してほしい」という患者の声に素直に耳を傾けてほしいと思う。
とにかく、長い待ち時間を無駄にしないためには、知っておいて損のない内容ではある。
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