紙の本
六本足のモリネコを肩に、颯爽と登場するオナー・ハリントンの宇宙戦争物語。
2001/04/01 14:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伊藤克 - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅の勇者、オナー・ハリントンシリーズの幕開けである。太陽系から遠く離れたマンティコア王国の星間宇宙軍の巡洋艦フィアレスの艦長オナーハリントンは、6本足のモリネコのニミッツを肩にのせ、颯爽と登場する。しかし、その登場直後に、なじまない部下達を引き連れた、僻地バシリスク星系での過酷な任務。ヘヴィン商人との軋轢。そして敵対するヘイヴン人民共和国との熾烈な戦い。やがて部下達の信頼を得、過酷な戦いに勝利し、凱旋するまでを描いた作品である。
一作目で登場するヘィヴン人民共和国と王国軍の先任艦長であるヤング艦長にはシリーズを通して苦しめられる。
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もうこのシリーズとは長い付き合いで、ハリントンが様々な困難を乗り越えていく立身出世物語。相棒(というよりもっと深いつながり)のニミッツという猫のような生物や、戦った敵/見方の軍隊の周辺人物についても、細かい記述により馴染みとなってしまいました。*2
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最近、最新刊の「女提督の凱旋」を見かけて、読んでみたくなった一冊。ヒロインが期待したほど魅力的ではなかったのと、読んでいて痛くなる壮絶な戦闘シーンが生理的に受け付けず、今一つ。まぁ「グレイソン攻防戦」までは買っちゃったので、もう一冊は読むつもりだけど。現在ではかなり手に入り難くなっているが、ハヤカワの取り寄せにはまだ在庫があるみたい。
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スペオペ。女艦長さんです!なでしこ!(違)。当初は洋書の挿絵のようなアメコミぽいというかアノ独特なイラストだったのに、とある巻よりいきなり美麗なイラストになってビビリました(苦笑)。SF知識がなくても十二分に楽しめます。
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SFです
宇宙ものです
kitano的には銀河英雄伝説を期待して読みました
もう少しスッキリと会話を中心に話を進めて
欲しかったのですが、面倒な部分は飛ばしながら
読みました♪
人が死ぬシーンが多く、戦闘シーンをきっちりと
欠く才能がある作家さんですね
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「女性艦長」というので、正直、やや及び腰だった。男性作者が描く凄腕の女性というのに、今ひとつ信用が置けなかったため。妙にステレオタイプなのではないか、と。が、とりあえず、冷静だし、きびきびしててOK。言葉遣い(これはたぶん翻訳のせい。軍隊なのだから、某公安9課の少佐みたいに男言葉で十分だとおもうのだが)と、ソプラノという設定(高音はパニックを助長する)はいただけないが。
で、ストーリーはありがちだがテンポはいいし、若干ミステリー要素も。後半の展開に期待。
原住民の姿とか、武器などの描写を頭に描くのがちょっとむずかしかったなあ。冒頭の登場人物の絵より、こちらを図解してほしかった。
おまけ:著者は、やっぱりホーンブロワーファンらしい。
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マンガ的ではあるが面白く読める
表紙 5点渡邊 アキラ 矢口 悟訳
展開 5点1993年著作
文章 7点
内容 640点
合計 657点
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女性艦長ながら、
おんぼろのありあわせ艦を有効活用し、
見事演習で勝利を得たものの…
待ち受けていたのは彼女の存在を
良しとしないもの人たちによる左遷でした。
ですがこの方、本当に冷静。
どんな状況にあっても
地道に事態を改善する策を怠らず
たとえ予想外の出来事が起きても
冷静に次回の対策を考えます。
で、左遷先には彼女の怨恨の相手である
パヴェル・ヤングがいたのです。
こいつは最低のゲス野郎で
かつてオナーを乱暴しようとして
返り討ちにあったバカ坊ちゃんです。
彼は何とかしてオナーを亡き者にしようと
わざと絶望的な状態で
メデューサにオナーを置き去りにしたのです。
で、彼のいない間にオナーは
徹底的な取締りをし
密輸業者にネを上げさせてしまいますが…
どうやらこれらの裏には、
ある国家の黒い何かが絡んでいるようです。
果たして無事にオナーはこれらを
解決できるのでしょうか?
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未来の宇宙を舞台にした女艦長の冒険が始まる。
ホーンブロワーシリーズを敬愛する著者によるSF版ホーンブロワーと言う事だが、主人公を女性にしたりマスコット的な動物を登場させたりとよりソフトで現代的な感じにアレンジがなされているので一般の読者でも入り込みやすい話になっているのではないかと思う。
旧式の巡洋艦フィアレスに配属された新任の艦長オナー・ハリントンに対して最初は反感を持っていた乗組員たちが彼女の人格に影響され徐々に変わっていく様が丁寧に描かれており、海洋冒険小説の王道的な展開となっており好感が持てた。
ただ、私だけかもしれないが、オナーの話し方にちょっと違和感を感じた。女性の艦長という事で話し言葉をうまく日本語に変換するのが難しいのかもしれないが、何かちょっと違う気がする。