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惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。著 高村薫
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読んだあとはしばらく何も読めませんでした。
李歐よ君は大陸の覇者になれぼくは君の夢を見るから――
この文章がとても好きです。
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文章中に李歐が登場するたびにオーラを感じる。ちょっと中国語を習いたくなる。映画にするなら誰がやれば良いだろうか・・。
そんなことはどーでも良いけど、おもろいよ。
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「李歐よ君は大陸の覇者になれ。ぼくは君の夢を見るから―」この言葉が書かれた帯を見ただけで買った。高村女史の作品は初めてだったけれど、割合読みやすい印象。ハードな青春。初読の印象を損なうのが怖くて、未だ読み返せない。
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「惚れたって言えよ」
惚 れ ま し た − − − ! ! !
「人間」に惚れる、というのはきっとこういうことなんだな。
李歐みたいな人がいたら、彼のために死ねると思う。
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『我が手に拳銃を』が文庫版に改訂されたらリ・オウと一彰の壮大なラブロマンスになっとりますが…高村先生…(『我が手に拳銃』のほうが骨太ですな)
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オビの李歐のかっこよさにまず惹かれた作品。「惚れたって言えよ」はまさに殺し文句だと思います(笑)
読んでる間も、李歐に夢中でした。
そしてやはりさすが高村作品と言いますか(なんだか偉そうな言い方で申し訳ない)、人間性がとてもじんわり感じられて素敵です。冷めた目で見ているけれど、“人間”であることをなにより痛快します。
桜の咲き乱れる大陸は、いつか私も訪れたい、そう思いました。
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運命、それを信じるか信じないないのかは自分次第ですが…この本を読むと思わず信じてしまいます。
どんどん物語が進んでいくうちに内容もどんどん深くなりこの物語から抜け出すことができなくなってしまいすよ。
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もう友情以上です、むしろ家族的な方に近いかもって思います。
絶世の美男子李歐と拳銃を削る男・吉田一彰の壮大な物語。
「わが手に拳銃を」を下敷きに書き下ろしてあります、わが手〜もおすすめ!
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重苦しい文章ながらも、先が気になってページをめくり続けてしまう作品。李謳と一彰の虜になること間違い無し!描写の丁寧さにも感嘆。
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『わが手に拳銃を』の文庫版。ものすさまじく加筆修正をしており、内容はてんで違う。わが手のほうが好きという方が多いが、私はわが手とは別個の作品として両方好き。ただ李歐の方が文章がまとまっており、わが手の方が熱い勢いがあったように思う。
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こんな風に軽やかにすべてを掻っ攫ってゆきたい。
根を生やした私は髪の花を揺らし、彼らに奏でられ夢を見る。
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傑作。
李歐と一彰の関係の書き方は見事の一言。
一彰が李歐と女の情交を想像するシーンが一番官能的で秀逸だった気がする。
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まず長い年月をこの頁数に収めているテンポの良さ。年月というジレンマはいつか時を経るごとに色褪せつつ、それでいてきっかけさえ一つ掴めばまた鮮やかに咲く人間の感情をひたすら目で追う快感。壮大すぎる計画を遣り遂げる李歐には惚れずにはいれない。なんてったって「惚れたって言えよ」、これは名言。
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「キミは大陸の覇者となれ、ボクはキミについていく夢をみるから」
この本のおかげで草原情歌を覚えましたよ。