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紙の本
ラブレターを書いた。絵本が生まれた。
2003/08/31 01:00
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投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「冬の散歩は
キングペンギンと
アデリーペンギン」
「手をつなごうとしたら
するりとにげた」
「ペンギンはいつも
すずしい顔
本当の気持ちがわからない」
(本書より引用)
本書は「ペンギンに夢中」な「ぼくの大好きなきみ」へ
書かれた、ほほえましいラブレター。
自分の気持ちにのめり込まず、
優しいユーモアを交えて語る姿勢が大人です。
「ラブレターを書かせたら、絵本が一つ生まれた。」
・自分を客観視できる。
・情熱をコントロールできる。
・相手(読み手)との距離感(温度差)を把握できる。
もし、これらの能力のどれか一つでも欠けたとしたら、
できあがった代物はとても絵本(あるいは詩)として
鑑賞に堪えるレベルにはならないでしょう。
だから、自由に絵本を描いてもらうことは、
その人が本当に大人かどうかを確認する点で有効です。
もちろん、本職の作家さんと比べれば、素朴な作品に
なるでしょう。しかし、技術でカバーできない分だけ
作品の世界観は人柄の魅力に直結します。
また、普段は顔を出さない、胸の奥の少年の様子さえ
隠し通せないでしょう。
どんなに可愛くて、気軽に読めて
癒されたとしても、絵本ってあなどれません。
「絵本を手がけたら、ラブレターになった。」一冊。
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