紙の本
お久しぶり薫クン
2002/03/20 08:13
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投稿者:ファニー・ヒル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくらシリーズの薫クンが帰ってきた。運命の恋人に死なれて以来、荒れていた薫は、女優志望の女の子と一夜を過ごし、妊娠させてしまう。彼女が超大物有名人の隠し子だったことから、ふたりは大スキャンダルにまきこまれて…。
一応ミステリーで、犯人もいるしオチもあるんだけど、それよりもマスコミがいかに恐ろしいかに重点が置かれているような気がします。ぼくらシリーズも猫目石もおもしろいのに、これはちょっと。せっかく久しぶりなのに、もったいない。
親友の信がちょっとだけ出てくるのが、同窓会みたいでうれしい。
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栗本薫(作家)の栗本薫(登場人物)による栗本薫(作家と登場人物)のための作品。
自分の人生をハッピーだと思う作者の思いが伝わってくる。
伊集院大介が最後に登場するところも面白い。
栗本薫が、透明感のあるだけの男性ではなく、
男性の苦悩のようなところを表そうとしているところが面白い。
解説がなかなか読み応えがある。
あとがきがないのがさみしい。
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ミステリを読むようになり早ウン十年(笑)。
その時によって読むミステリのジャンルが偏っていたため、今になって初めて読んだ作家さんとかシリーズとかが結構あるんです。
その中の1つが、栗本氏の伊集院大介シリーズなんです。
こりゃ最初から読まねばいかぬ!と時々手に入れては読んでいます。
実は本書も伊集院大介シリーズだと思って買ってしまったんです。
私は先入観を避けるため、裏表紙を読まないもので。
そしたらそしたら・・・栗本薫クンの本だったのですねー。
忘れていましたよ~~。栗本薫クン!
「ぼくらの時代」を読んだのは中3だったかなぁ~?
ま、とにかく学生の頃でしたものね~。あの頃に栗本作品を少し読んではいたのです。
だけど翻訳モノの方に趣向が変わっていったんですね~それから。
本書では薫クンもなんと36歳!中年の域に差し掛かってますからね~。
冒頭は8年前の薫クンの運命を狂わせるたような大事件のことが書かれています。
その時の大恋愛の話も。その大事件からやっと癒えてきて8年後、薫クン、またまた運命の出逢いをしてしまうんですね~。うふふ
事件はそんな業界の中で起こります。
これまた何が起こってもおかしくない業界ですしね。
おまけに8年前の事件もほりおこされてスクープされたりと薫クンまたまたボロボロ。
相変わらず情けないところもあるし(苦笑)。
でもね・・・・おほほほほ、あの方が登場するんですよ! 名探偵・伊集院大介!
お友達だったのね~~(笑)。
お得な感じですよ!ホント!
なんだか「ぼくらシリーズ」を読み返してみたくなりました。
あ~こうして読まなきゃいけない本が増えるのよね。
それにしても・・・薫クン、お幸せに。
あと・・・栗本氏の訃報を聞いたとき、信じられませんでした><
とても惜しい方を失いました。昭和の文壇をグイグイ引っ張ってくれた方です。
もう新しい伊集院大介シリーズがもう読めないのかと思うと、本当に悲しいです><
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栗本青年もついに三十代後半でパパですかぁ〜。いやはや、年月の立つのははやいですなぁ。
(ぜんぜん内容に触れてないぞ)
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伊集院大介シリーズ
脚本家の栗本薫くんが、
女優から寝てください、と誘われ
うっかり一夜を共にしてから
始まる怒涛のスキャンダル、マスコミ攻撃
終始、栗本薫くんの一人称で語られる物語は
ぐちぐちウダウダで、なんだかなー
伊集院さんがでてきたのは全441ページのうちの
397ページという、ラストもラスト。
ま、ラストはほのぼので
めでたしめでたしか